ガーデナーの平工さんに教えてもらいました! 植物使いの素朴な疑問 [06] 道具編
植物を扱う際にふと「これってどうしたらいいの?」と思った素朴な疑問をピックアップ。
日本はもちろん、
ガーデニングの本場イギリスでもプロとして活躍してきたガーデナーの平工詠子さんに聞きました。
さらにはあると便利なおすすめの道具とその使い方もご紹介。
初心者に向けての説明に、知識のブラッシュアップにお役立ち情報満載です。
教えてくれた人
名前:平工詠子さん Eiko Hiraku
プロフィール:東京農業大学で花卉園芸学を学んだ後、横浜の園芸店で販売やデザイン、ガーデンの仕事に携わる。後にイギリスに渡り、ガーデナーとして勤務。4年後の2011年に帰国し「Gardener –詠–」を設立。横浜を拠点にフリーランスのガーデナー・植栽デザイナーとして活躍中。ガーデニングはもちろ んのこと、海外経験による講演やワークショップな ども行う。
土いじりの万能選手! ハンドフォークを使いこなそう (その1)
しゃれな植物店やインテリアショップなどで見かけることの多いこの「ハンドフォーク」
平工さんがイギリスでガーデンの仕事に就いたとき、まずこの道具を渡されたといいます。
けれども日本で植物の仕事をしていたときに使ったことがなかったのでそれを告げたところ、
イギリスのガーデナーたちにとても驚かれたそう。
それくらいイギリスではガーデンにおいての定番ツールであるハンドフォークを使いこなせれば、
もっと作業が楽になること請け合いです!
穴を掘る
植物を植える穴を掘るとき、
通常なら移植ゴテを使って行うがハンドフォー クを使えば周囲の土もほぐせるのでおすすめ。
石が混ざった土でもハンド フォークなら隙間があるので掘りやすくなります。
↓
↓
↓
土をほぐす
ハンドフォークの隙間が土の抵抗を減らしてくれるので、土の抵抗を受けずに楽に混ぜることができます。
また空気がたくさん土に入るので、よりふんわりとした根の張りやすい土に仕上げることが可能。
植物を抜く
植え替えの際、植物を掘り出すために挿 してもフォークの隙間部分は根を傷つけないので、
なるべく根を切らないで取り上げることができる。
球根の掘り起こしにも向いている。
↓
↓
↓
株分け
2つハンドフォークを用意すれば、
小さめ の宿根草の株分けも簡単。
お好み焼きのコテのような要領で背を合わせて株に押し分割して左右にゆっくり引き分ければ、
極力植物を傷つけずにすみます。
↓
text & photo 月刊フローリスト 写真/三浦希衣子
- すてき 1
- クリップ
この記事のライター
東京農業大学で花卉園芸学を学んだ後、横浜の園芸店で販売やデザイン、ガーデンの仕事に携わる。後にイギリスに渡り、ガーデナーとして勤務。4年後の2011年に帰国し「Gardener ?詠?」を設立。横浜を拠点にフリーランスのガーデナー・植栽デザイナーとして活躍中。ガーデニングはもちろんのこと、海外経験による講演やワークショップなども行う。フェイスブック「Gardener 詠」、ガーデナー目線の写真満載のブログもあり。