ウチダ トモコ ウチダ トモコ 58ヶ月前

移ろいゆく、バラとの暮らし [東京]

世の中のガーデニングブームは、1990年「国際花と緑の博覧会」開催がきっかけだったと言われています。
ガーデニングブーム最高潮のころ、じわじわと巻き起こったバラブーム。
その骨子となったのが、あの「国際バラとガーデニングショウ」でした。

このイベントがたくさんのバラ好きを生み、育て、また、人と人をつないで、その世界は果てしなく広がっていったのは間違いありません。
たくさんの人たちに惜しまれながら昨年開催の第20回で、国バラの幕は降ろされましたが、その遺伝子を次世代につないでいこうとする意思は、この春、「横浜ローズウィーク」とその関連イベント、
そしてもうひとつ、池袋の「バラぐらし」で、みごとカタチになりました。


で、さっそく池袋に寄り道。











△ ▽土谷ますみさんのハンギングバスケット。作品を見れば、ますみさんに再会できた気持ちに。




△ ‘グリーンアイス’ がいっぱい。壁面の陰影も美しく。




木村卓功さんのコーナー。最新品種、 ‘シャリマー’ に会える!








河合伸志さんのコーナー。横浜のガーデンの一角が池袋にやってきた。





△  テラスのコーナーは「育てやすいバラ」が一堂に勢ぞろい。ディスプレイ全般だけれども、品種名がもうちょっとわかりやすいといいな。国バラでは丸いラベルが添えられていて、わかりやすかったから。




△ ▽ 造園家・田口裕之さんのコーナー。





△ ドライフラワーのコーナー。バラの花色の、次の楽しみ方。それは、芳香にもいえる予感。きっと。




「バラの家」の新品種も揃う「バラぐらしマーケット」では、バラの画家、ルドゥーテのバラの食器、バラのワインやロールケーキなど、バラとの身近な暮らしを購入できます。

さらに、心地よくて知られる屋上庭園でも、20種類以上のバラが見ごろなうえ、
庭園デザイナー・石原和幸氏監修のイングリッシュガーデンの展示がされていたり、屋上バラ講座の開催も。
池袋コミュニティカレッジ のバラぐらし講座も、やっぱりぬかりなく。



めくるめく、バラとの暮らし。
コンパクトにさらっとしていて、でもあの熱狂をどこかに思い馳せる。
まるで国バラの同窓会みたいな、そんなイベント。
卒業は寂しかったけれども、こうして、また次がある。
私たちのバラは、ずっとずっと未来に続いていくんだよね。

さて、私のバラぐらしはこの20年で、どう変わってきたのかな。
例年通り、今年の1株をお土産を携えて、次の時代へ進みゆくバラへの期待が止みません。

△ マーケットを飾る、‘シェエラザード’

 


=== イベント情報 ===
バラぐらし 〜 素敵なバラに囲まれて 〜

期間 2019年5/14(火)~ 20(月)10 ~ 21時 ※19日は20時まで。最終日20日は当会場のみ16時まで。
会場 西武池袋本店7階(南)催事場 東京都豊島区南池袋1-28-1 [MAP]
入場料 大人700円
お問い合わせ 西武池袋本店 電話 03-3981-0111(大代表)
https://www.sogo-seibu.jp/ikebukuro/



text & photo  ウチダトモコ 
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この記事のライター

ウチダ トモコ
ウチダ トモコ

園芸ライター、グリーンアドバイザー、江戸東京野菜コンシェルジュ。
園芸雑誌、ライフスタイル誌などの編集、ライターを経て、現在は主にウェブで提案および取材執筆活動中。

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