植物生活編集部 植物生活編集部 50ヶ月前

花いけの勘どころ 松・椿


いけばなを根源とする上野雄次さんが思う、花をいけるために大切なこと。
花と光の関係、器を意識した表現などを基礎的な技術を含めて紹介しています。

花をいけるために大切なこと。
花を見つめ、向き合うことで、見えてくる自身の心。

床の間に差し込む光に合わせた花のいけかた、器と花の組み合わせ、枝や葉を削ぎ落として生まれる形など、花との対峙の仕方。


これまでの花いけはこちら





花:マツ、ツバキ

花器:骨董 美濃 飴釉徳利

季節:


長いマツの上部分の枝を切り落とし、鋭角な枝を主役にしました。
マツの根の部分を器の口元の上にのせています。器からのエネルギーがマツの根に蓄えられ、力強く上り、そして光の方向へ流れていく様が現れました。

枝の動きの空間にツバキが入ることで、場を和ませる効果が出ています。


 

トーク&デモンストレーション イベント開催

書籍刊行記念イベント開催
銀座 蔦屋書店

花を日常にとりいれる『花いけの勘どころ』 
上野雄次 × 渡来 徹




トークゲストにいけばな教授者/Tumbler&FLOWERS 主宰の渡来 徹をお迎えして―今、必要とされるいけばなの本質―についてお話しします。

お花屋さんにも愛好家にも、もちろんいけばなを習っている人たちに向けても、いけばなの魅力、花いけの面白さをいけばな作家2人が伝えます。
 
書籍『花いけの勘どころ』にまつわる話やいけばなをかたちづくるあれやこれ、Q & A、そして上野雄次さんによる花いけのデモンストレーションを予定しています。
 


銀座 蔦屋書店のリンクになります。
 

渡来 徹   わたらい とおる 
いけばな教授者/Tumbler&FLOWERS 主宰。渋谷区神宮前にいけばな教室兼オーダー花店『Tumbler & FLOWERS』を構え、いけばなの面白みを多くの人に知ってもらうべく活動する。男性ファッション誌や女性情報誌での編集・ライターとして培ったキャリアをもとに、従来のいけばな教室とは違ったアプローチでレッスンやワークショップを行なっている。レギュラーのいけばな教室のほかに店頭やイベント、展示会場の装花、企業向けワークショップなども手がけている。
http://tumblerandflowers.com/
Photo: Tyler McGrath 


60以上の季節の花を、さまざまな器にいけた、
「勘どころ」を集めた、上野さんの本はこちら。



書 名:花いけの勘どころ―器と色と光でつくる、季節のいけばな
著 者:上野 雄次 
仕 様:B5判、208ページ
定 価:本体2,200円+税




プロフィール
上野 雄次 Yuji Ueno
1967年京都府生まれ 1988年偶然出会った勅使河原宏氏の展覧会に衝撃を受け、華道を学び始める。国内の展覧会での作品発表の他、インドネシアのバリ島やタイなどでも創作活動を展開。2005年より「はないけ」のライブ・パフォーマンスを開始。さまざまな分野のアーティストやクリエイター、パフォーマーとのコラボレーションも多数。国内外ではないけ教室を開催している。2014年Japanese IKEBANA for every season をアメリカにて出版。同書はフランス語、イタリア語にも翻訳され欧州で出版されている。



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