花店×美容室が作り出す新しい空間[Clochettes des bois/千葉・木更津]

花店と美容室、ひとつ屋根の下
Clochettes des bois[ クロシェット デ ボワ ]
カフェを改装した店内。
オーナーの森田幸子さんは、ヘアサロンのお客様や見に来るだけの人にも楽しんでほしいと、仕入れる花にもこだわっています。
SNSを見て来店されるお客さんも多いというハイセンスなClochettes des bois[ クロシェット デ ボワ ]。
オーナーに「春の花束」をテーマにお話を聞いてみました。
Q 1 花束の平均価格帯は?
A 3,000~4,000円が一番多いです。
Q 2 最近のオーダーの傾向は?
A SNSを見て来てくれる人も多いので、「インスタで見かけた感じでお願いします」というようなオーダーが多いです。
また、この時期はかわいいピンク系と同じくらい、原色ではない淡い黄色、オレンジ系のオーダーが多くなります。
Q 3 春のブーケのイチオシ花材は?
A スイートピーです。ふりふりがかわいいのと、香りがよいので、市場で気になって仕入れてしまいました。
Q 4 美容室と一緒になることの効果は?
A 美容室と花店が同じ建物にあるのが珍しいのか、美容室に来たお客様が帰りに立ち寄ることも多いです。
成人式やウェディングのときなどはヘアスタイリングと、花飾りをコラボレションで提案できるなどの利点もあります。
きっとこんなふうにウィッグが置いてある花店というのも珍しいでしょうね(笑)。
Q 5 ショップ名はどういう意味なのでしょうか?
A 店名はフランス語で、直訳すると「森の小さな鈴」。
スズランを表す用語でもあるそうです。
私はスズランの花が好きで、店のモチーフの多くにスズランのものを選んでいます。
スズランには、「幸せ」「幸福の訪れ」という想いが込められているようです。
オリジナルのハンコにも、スズランのモチーフが。
Clochettes des bois[ クロシェット デ ボワ ]5,000円の花束
明るく元気な春のブーケ。
かわいらしい黄色やオレンジの色合いのなかに、ブルーや赤をポイントにして、甘くなりすぎないように仕上げられています。
Flower&Green
真珠葉ミモザ、スカビオサ2種、ワスレナグサ、ラグラス、コスモス、バラ3種、丸葉ユーカリ
Clochettes des bois[ クロシェット デ ボワ ]7,000円の花束
暖色と寒色のミックスブーケ。
退職や異動の時期でもあるため、寒色の紫や枝物、実もの、グリーンを入れて、男性が持っても恥ずかしくないように。
もらった後は、奥様や娘、彼女さんらが楽しめるようなピンク系の花材もチョイスしているのがポイントです。
Flower&Green
ダリア、カラー、カーネーション、トルコギキョウ、スイートピー、ユキヤナギ、アカシア、ルピナス、丸葉ユーカリ、ブルーレースフラワー、ホワイトレースフラワー‘グリーンミスト’、アジサイ、ビバーナム・ティナス
オープン日
2015年12月11日
オーナー経歴
千葉県木更津市出身。
同市のフラワーデザインスクールでがきっかけで花の仕事をはじめる。
ウェディング業務や花店勤務を経て38歳で独立した。
どうして美容室と一緒に?
美容室「アロッタ」が、扉を隔てた同じ建物内にある。
「髪を整えて、部屋に花を飾る」という日常の特別感を、双方向から演出する目的があるとのこと。
うかがったお花屋さん
Clochettes des bois[ クロシェット デ ボワ ]
千葉県木更津市文京2-6-38 文京LINX 103
http://epihana.exblog.jp/
Instagram:@alotta_clochettesdesbois
撮影/岡本譲治
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この記事のライター
植物生活編集部ライター
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