hourglass hourglass 2022/10/17

圃場見学

季節はすっかり秋になりましたね。
北海道では最近は夜は寒く暖房を使用する日もあったりです。

さて道外の方は、北海道の"空知地方"というとどこかわかりますか?
北海道といって思い浮かべるのはやはり札幌や小樽、富良野・函館辺りでしょうか?

先日、''北空知''のお花が集荷される選花場と生産者の方の圃場を見学させて頂きました。

北空知広域連花きセンター
北空知管内で生産されているお花の集荷場です 
"北空知はお米や野菜だけじゃなく、お花の生産にも力を入れている地域です"


選花されるお花はスターチスやシネンシスがメインで他にダリアやハイドランジアなど様々な品目があるようです。
おもちゃカボチャの出荷は日本一だとか⁉︎
最盛期のお盆前には2200件程の出荷があったそうです。すごい量ですね。
その件数をタッチパネルなどを使用して円滑に集荷から出荷までの作業を午前から午後にかけて行い、全国の市場に輸送されるとの事でした。

今回は妹背牛町(= もせうし と読みます。)の圃場にお邪魔しました。

 
↑原さん宅のハイドランジアのハウス 温度管理などとても管理が難しく繊細な作業を要するとの事でした。
冬は暖房費用もかかりますし、そう考えるとハイドランジアがなかなか高額なのも頷けますね。


田村さんの圃場 シネンシスなどの2番花?3番花?はまだまだ綺麗に咲いていました。 
田村さん宅は60棟のハウスがあり露地栽培でもエキノプス(ルリタマアザミ)などが咲いていました。

またモルセラやニゲラ、シンフォリカルホス、エリンジュームなどが栽培されている現場を見ることができました。
モルセラが北空知で栽培されているのは私としては意外でした。

いつもお花を扱っていても実際にどんな環境か、ボリューム感や丈の長さ、どのようなサイクルで出荷されるのかまだまだ知らない事だらけなので生産者の方から貴重なお話を聞く機会を頂きました。

花は綺麗でも本数が揃わない事や丈が足りないだけで出荷ができない事などもお伺いしました。
リースやスワッグなど作るものにはよりますが20センチ位あれば充分なのに!
と規格外の花の行き場のなさに残念な気持ちにもなりました。

地産地消の観点からも、20代の頃仕事でお世話になった所でもあるので北空知のお花を使用したいと思うのですが実は9割程は道外に出荷されるとの事でした。

お花屋さんによっては価格の横に最近は生産地が書いてありますよね?
これからは生産地がどこかを調べたり思い浮かべながらお花を楽しむのもいいですね。

生産者の方が心を込めて育てたお花、もっともっと大切に扱っていこうと改めて思いました。

↓妹背牛町の花で束ねたブーケ


ちなみに北空知の場所は、旭川から1時間位の場所にあります。

(北空知のお花〜深川市・妹背牛町・秩父別町・雨竜町・北竜町・沼田町・幌加内町)
 
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この記事のライター

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よりシンプルに、ナチュラルに。
いつもの暮らしに溶け込むように。そして私らしく。
そんな思いをもって、お花に携わっています。
ブライダルフラワーの仕事をしながらフレッシュフラワー、
プリザーブドフラワーやアーティフィシャルフラワー、
ドライフラワー、ハーバリウムなどを制作、委託販売やオーダーにてお作りしています。不定期でカフェでのOne dayレッスンも開催中。


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