植物生活編集部 植物生活編集部 48ヶ月前

マチナカ*花さんぽ  [2]

花やみどりをクローズアップしてみれば、
街がもっとステキに見えてくる。
もっと楽しく見えてくる。
今日もてくてく、マチナカを花さんぽ。





花さんぽガイド
三浦香澄さん
 プロフィール*NPO法人Green Works副代表 グリーンアドバイザー園芸ソムリエ
 街中の緑と花を育てるさまざまな活動に携わっている。

 


トウキョウのどまんなか を花さんぽ 1


→→→ これまでのお話は マチナカ*花さんぽ[1] へ!

本日のコース
東京駅丸の内南口 → 丸の内仲通り → 日比谷 → 東京交通会館 → 数寄屋橋 → 帝国ホテル東京 → 日比谷公園
[ルートマップ]




さて、続きまして、
日比谷から有楽町方面へ進む香澄さん。
目的地はどこかな?



「街中には、こうしたお稲荷さんなんかもたくさんあるのよ」って、ビルのたもとに鎮座する有楽町稲荷神社を、さっそくスマホで写真を撮る香澄さん。こうしたスペースは、緑が添えられていることも多いのです。

 

ひみつにしておきたい屋上庭園

有楽町駅のガードをくぐって、
やってきました、有楽町イトシア前。
ここもリニューアル後、広く明るくなりました。

△ 有楽町イトシアのモダンなエントランスに、みずみずしさを添える植栽。ヤツデ、アオキ、トネリコ、アセビなど、ビルの間で日当たりに乏しい場所でも元気な植物が選ばれています。「丸井さんはね、どこの店舗でも植物を上手に使っているのよ。出先で丸井さんがあったら、各店舗で見てみて。外構、店舗内もどこもステキよ」(香澄さん)。



では、有楽町マルイの隣の東京交通会館へ。
駅前広場が変わっても、
ここは50年以上、変わらないたたずまい見せてくれている
おなじみの建物です。
各県のアンテナショップや物産展が催されたりするので、
立ち寄ったことがある人も少なくないでしょう。

で、ここに花とみどりが?
香澄さんは階段をすたすたと上がっていきます。




△ 3階の屋上庭園へ。テーブル&チェアが置かれたウッドデッキは、ちょっと休憩するのにもってこいのスペース。サンドイッチを買ってくればよかった!


△ ちょっと触れたら、ローズマリーの芳香が心地よいベンチ。「実はここ、新幹線がよーく見える鉄道ファンならみんな知ってるスペースなのよ」と香澄さん。電車大好きちびっこが、長らく電車に手を振っていました。



△ 庭園の花壇はシンボルツリーのフェイジョアを中心に、ケイトウ、小菊、イソギクなどが秋の彩りを添えていました。


△ 大型コンテナを利用したビオトープ。シペラス、トクサ、カヤツリグサが元気。こんなところにも小さくても水辺があると、いっそう豊かな植栽に感じられます。


△ 東京交通会館を出て、有楽町イトシアからLUMINE有楽町を抜けたところ。限定ショップなどが開かれる屋外スペース、「ルミネ・パサージュ」も、緑がいっぱいでした。
 

<香澄さんのちょっとひと休み>

「この辺りでひと休みするなら、ここがおすすめ!」と、香澄さんがおすすめするスポット
東急プラザ銀座 キリコテラス(屋上)、キリコラウンジ(6階)

有楽町と銀座の街を眺められるキリコラウンジは、
無料のパブリックスペース。
ソファに腰掛けて、しばし都会の眺望を楽しんでみて。
 
なお、キリコテラスは設備工事のため、
10/27(金)まで閉鎖中ですが、ここも壁面緑化が見事な空間です。再開の折にはぜひ。


△ 6階 のパブリックスペース、キリコラウンジ からの眺め。ランドマークの不二家の看板が、で、でかい!


 

歴史あるランドマークは、小さなグリーンスポットに

さて、有楽町と日比谷と銀座の境に位置する数寄屋橋へ。
広く知られているこの数寄屋橋の名前は
昔、外堀にかけられていた橋にちなみますが、
堀が埋め立てられた現在、橋自体は現存せず、
交差点名と小さな緑地公園の名前に、その名前を残しています。

東急プラザ銀座のオープンとともに、
2016年、数寄屋橋公園もリニューアルされました。



△ 左が東急プラザ銀座、右が数寄屋橋公園。建物に合わせて、公共の公園も緑あふれるさまにリニューアル。こうして街の景観は、新しいものと古いものが一体化するように計画されます。「ここは本当に明るく、気持ちのよい空間になったわね」と香澄さん。たくさんの人が、ベンチで休憩したり、お弁当を食べたりしていました。



△ みゆき通りのオーバカナル銀座店の建物も、バルコニーから緑があふれます。


△ 昭和中期に、いったんは消えた銀座のヤナギが復活。「銀座の柳2世」として、モミジと寄り添うように泰明小学校の脇に植えてあります。さっそく写真に収める香澄さん。「こうした街の想いが詰まったスポットが、ところどころにあるわね」




再び有楽町の線路を下をくぐり、日比谷へ。
緑が少なく感じるのは、
再開発の後に植栽された樹木がまだ若く、
ボリュームに欠けるからかもしれません。


日比谷シャンテ と 東京宝塚劇場 の間の通りも、すっかりきれいになりました。「この通りの街路樹は、すべて植え替えられているわね。これから大きくなるのが楽しみ」と香澄さんは、若い高木をしばらくながめていました。



帝国ホテル東京 の外構花壇の花は、いつもこんな風にカラフルポップなの。重厚なホテルのイメージに、なぜかぴったり合うのよね。不思議ね」(香澄さん)。



△ 帝国ホテル東京外構の一部には、ニューサイランなどが入るダイナミックな植栽もありました。足元は、外構花壇と同じカラフルな草花です。



「街のなかで、ホテルがある場所は
できるだけ立ち寄ったほうがいいわよ」
と香澄さん。

しまった! 今日は花さんぽだと思ったから、
歩きやすさ優先で、古いスニーカーで来ちゃったよ!

でも、香澄さんの後を追い、潔く入館してみることに。
すると…




△ ロビーに飾られたフラワーアレンジメント。今日はキク、アルストロメリア、ヒペリカムの果実を用いたボール型のアレンジメントでした。おなじみの花ばかりですが、端正なフォルムに色使いが秋らしい作品。「こうした大きくて見事な生花のアレンジメントを見られるのは、ホテルならではよね」(香澄さん)。


 

今日のゴールは花フェス!

帝国ホテル東京 の内外でリッチな花さんぽを終えた私たちは、
日比谷通りを渡って、本日のゴール、日比谷公園へ向かいます。

そう、都会のど真ん中の大きな公園は、
隅々まで、花とみどりにあふれているのでした。

また、この10/29(日)までは、
「第15回 日比谷公園ガーデニングショー2017」開催中とあって、
いつもよりいっそうカラフル、かつ活気がみなぎっていて、
今回のゴールにふさわしい、にぎやかスポットでした。



△ 公園入り口には、ガーデニングショーのサイン。ここでもたくさんのハンギングバスケットに、フォーチュンベゴニアが使われていました。



△ 大噴水の周囲は「ライフスタイルガーデン部門」の作品が展示されていました。



△ おもてなしモデルガーデン。秋らしい植栽が出迎えてくれます。





△ ガーデニングのお店もたくさん出店中。もちろんキッチンカーも出動しています。

 

<イベントメモ>
 第15回 日比谷公園ガーデニングショー2017

期間 2017年10/21(土)〜29(日)10:00~16:00(最終日は〜15:00)
会場 東京都千代田区日比谷公園[地図]
入園料 無料
http://www.hibiya-gardening-show.com/index.html



本日の「マチナカ花さんぽ」の距離は3Km弱
休憩なし、観賞なしで歩けば、わずか30分ほどの距離です。

それでもたくさんの樹木や花とみどりに出会うことができて、
なんだか、お腹いっぱいに似た心持ちです。


香澄さん、また楽しい花さんぽに、連れて行ってくださいね。
次回も乞うご期待です。



 
  • すてき 0
  • クリップ
  • 埋め込み

この記事をシェアするには埋め込みコードをコピーしてSNSやブログに貼り付けてください。

この記事のライター

植物生活編集部
植物生活編集部

「植物生活」とは花や植物を中心とした情報をお届けするメディアです。 「NOTHING BUT FLOWERS」をコンセプトに専門的な花や植物の育てかた、飾り方、フラワーアート情報、園芸情報、アレンジメント、おすすめ花屋さん情報などを発信します。

直近の記事