Yasuko Oki Floral Design Yasuko Oki Floral Design 54ヶ月前

もうすぐイースター

オスロではイースター休暇が始まりました。

と言ってもお花屋さんはまだ営業しています。

たいていのお花屋さんは暦通りに営業しますので、水曜日の午後から来週の月曜日までがお休みです。
お店によっては土曜日に開けるところもありますが、イースターの準備は水曜日までに終わるので、閉めるお店が多いです。

ドイツで学生をしていた時には、イースター休暇はいつもお花屋さんでアルバイトをしていました。

同じイースターでもお国によって慣習が異なります。


イースターはキリストの復活をお祝いするキリスト教の大切な行事のひとつです。


お花屋さんではイースターリリー、黄色の水仙を販売します。



鉢物と切り花ともにこの時期は黄色の水仙、または黄色のお花が好んで飾られます。


お部屋のインテリアにはイースターエッグ、イースターバニー、イースターラム、羽、鳥などのオーナメントを使います。


お花屋さんではリース、寄せ植え、デコレーション、花束などにイースターを象徴するオーナメントを一緒にデザインして販売します。


今年、私が提案したイースターリースです。

既成のリースベースに、フェザー、たまご、ネコヤナギ、オーガニックコットンを使ってデザインしました。

テクニックはオアシスグルーです。

まずはメインモティーフのフェザーを全体に配しました。

次はオーガニックコットンを萼から外し、適当なサイズに裂いて、手の中で丸めてオアシスグルーで接着しました。

この時はリースの外側、中心、内側を意識しながら、そして一部分をリースのアクセントになるように多く貼りました。
コットンはデザインの一部であり、テクニックでもあります。

たまごはとても繊細です。
そのまま接着すると壊れる可能性があるので、先にナイフで半分にカットしてからコットンに貼りました。

たまごの破片は全てコットンに貼りました。

ネコヤナギの花穂はたまごとコットンをつなぐように全体に配しました。

ネコヤナギは他のヤナギよりも早く咲くので、春の訪れを告げる植物としてイースターに好まれます。


黄色を基調にしたものがノルウェーでは好まれるでしょうが、

リースベースが自然素材で、茶系でしたので、色を合わせました。


インテリアに合わせて選んでいただければと思います。





 
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この記事のライター

Yasuko Oki Floral Design
Yasuko Oki Floral Design

ドイツ国家認定フロリストマイスター
マミフラワーデザインスクール講師
表千家講師
日諾協会理事
オスロ/ノルウェー在住

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