バラの薫る秋、花を描いた作品の数々が展覧会場に咲き誇る!「建国300年 ヨーロッパの宝石箱リヒテンシュタイン 侯爵家の至宝展」
フェルディナント・ゲオルク・ヴァルトミュラー 《磁器の花瓶の花、燭台、銀器》 1839年、油彩・板
所蔵:リヒテンシュタイン 侯爵家コレクション、ファドゥーツ/ウィーン
© LIECHTENSTEIN. The Princely Collections, Vaduz-Vienna
「建国300年 ヨーロッパの宝石箱リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展」が、Bunkamura ザ・ミュー
ジアム(渋谷・東急本店横)にて、 2019 年 10 月 12 日(土)より 12 月 23 日(月)まで開催します。
世界屈指の個人美術コレクションであるリヒテンシュタイン侯爵家の至宝から、ルーベンス、ヤン・ブリューゲ
ル(父)、クラーナハ(父)を含む北方ルネサンス、バロック、ロココなどの油彩画と、ヨーロッパでも
有数の貴族の趣向が色濃く反映された、ウィーン窯を中心とする優美な陶磁器、合わせて約 130点が一挙来日します。
本展の見どころのひとつとなるのが、花を描いた作品が数多く出展される点です。
本来別々の季節に咲く花を同時に鑑賞することができ、また枯れることのない花の絵は、ヨーロッパの静物画のなかでも特に人気の主題でした。
本展では、ヴァルトミュラーのような当代の人気画家が描いた繊細かつ華やかな絵画作品10 点、陶板画作
品2 点、磁器の絵柄として描かれた作品14点などが展示されています。
フローリスト、フラワーデザイナーなど、花を愛するすべての方へ!
数々のすばらしい作品の中から、植物生活編集部がピックアップした「花」を描いた作品をご紹介します。きっと新しい表現のインスピレーションが沸くはずです!
花が描かれた主な絵画、陶板画
花好きならため息ものの色合わせです。これはこの花?この品種?などじっくりと眺めたい作品ばかり。
ビンビ(本名バルトロメオ・デル・ビンボ)《花と果物の静物とカケス》制作年不詳、油彩・キャンヴァス
所蔵:リヒテンシュタイン 侯爵家コレクション、ファドゥーツ/ウィーン
© LIECHTENSTEIN. The Princely Collections, Vaduz-Vienna
ウィーン窯・帝国磁器製作所/ 絵付け:ヨーゼフ・ニッグ《黒ブドウのある花の静物》1838年、硬質磁器
所蔵:リヒテンシュタイン 侯爵家コレクション、ファドゥーツ/ウィーン
© LIECHTENSTEIN. The Princely Collections, Vaduz-Vienna
ウィーン窯・帝国磁器製作所/ 絵付け:ヨーゼフ・ニッグ《白ブドウのある花の静物》 1838年、硬質磁器
所蔵:リヒテンシュタイン 侯爵家コレクション、ファドゥーツ/ウィーン
© LIECHTENSTEIN. The Princely Collections, Vaduz-Vienna
フェルディナント・キュス《 バラとアンズのある静物 》 1826-1850年、油彩・キャンヴァス
所蔵:リヒテンシュタイン 侯爵家コレクション、ファドゥーツ/ウィーン
© LIECHTENSTEIN. The Princely Collections, Vaduz-Vienna
ヤン・ファン・ハイスム《花の静物》18世紀前半、油彩・キャンヴァス
所蔵:リヒテンシュタイン 侯爵家コレクション、ファドゥーツ/ウィーン
© LIECHTENSTEIN. The Princely Collections, Vaduz-Vienna
花が描かれた磁器作品
器に描かれた植物も見逃せません。豪華と思うよりも先に、美しく描写された花に目を奪われてしまいます。
ウィーン窯・帝国磁器製作所ゾルゲンタール時代 / 絵付け:レオポルト・パーマン《盛花格子文絵皿》 1805年、硬質磁器
所蔵:リヒテンシュタイン 侯爵家コレクション、ファドゥーツ/ウィーン
© LIECHTENSTEIN. The Princely Collections, Vaduz-Vienna
ウィーン窯・デュ・パキエ時代(1718-1744)《カップと受け皿(トランブルーズ)》 1725年頃、硬質磁器、黒呉須、多彩色上絵付
所蔵:リヒテンシュタイン侯爵家コレクション、ファドゥーツ/ウィーン
© LIECHTENSTEIN. The Princely Collections, Vaduz-Vienna
ウィーン窯・帝国磁器製作所、ゾルゲンタール時代(1784-1805)
《カウニッツ=リートベルク侯ヴェンツェル・アントンの肖像のある嗅煙草入》 1785 年頃、磁器
所蔵:リヒテンシュタイン侯爵家コレクション、ファドゥーツ/ウィーン
© LIECHTENSTEIN. The Princely Collections, Vaduz-Vienna
景徳鎮窯《染付花鳥文金具付壺》
金属装飾:イグナーツ・ヨーゼフ・ヴュルト
磁器:青の下絵付、順治~康煕年間(1644-1723)、金具:鍍金されたブロンズ 1775/1785年
所蔵:リヒテンシュタイン侯爵家コレクション、ファドゥーツ/ウィーン
© LIECHTENSTEIN. The Princely Collections, Vaduz-Vienna
ウィーン窯・ 帝国磁器製作所ゾルゲンタール時代 /フェルディナント ・ エーベンベルガー
《 金地薔薇文カップと受皿 》 1798年頃 、 硬質磁器
所蔵:リヒテンシュタイン 侯爵家コレクション、ファドゥーツ/ウィーン
© LIECHTENSTEIN. The Princely Collections, Vaduz-Vienna
ウィーン窯・ 帝国磁器製作所 《 金地花文花瓶 》 1828年 、硬質磁器
所蔵:リヒテンシュタイン 侯爵家コレクション、ファドゥーツ/ウィーン
© LIECHTENSTEIN. The Princely Collections, Vaduz-Vienna
ウィーン窯・帝国磁器製作所ゾルゲンタール時代《花文グラスクーラー(リヒテンシュタインのディナー・デザートセット)》 1784-87 年、硬質磁器
所蔵:リヒテンシュタイン 侯爵家コレクション、ファドゥーツ/ウィーン
© LIECHTENSTEIN. The Princely Collections, Vaduz-Vienna
ウィーン窯・帝国磁器製作所ゾルゲンタール時代/絵付け:ヨーゼフ・ニッグ《花籠文カップと受皿》 1804年頃、硬質磁器
所蔵:リヒテンシュタイン 侯爵家コレクション、ファドゥーツ/ウィーン
© LIECHTENSTEIN. The Princely Collections, Vaduz-Vienna
ウィーン窯・ 帝国磁器製作所ゾルゲンタール時代/絵付け:フェルディナント ・ エーベンベルガー 、 マティアス ・ シュヴァイガー 《 薔薇花束文カップと受皿 》 1795年頃 、 硬質磁器
所蔵:リヒテンシュタイン 侯爵家コレクション、ファドゥーツ/ウィーン
© LIECHTENSTEIN. The Princely Collections, Vaduz-Vienna
ここで紹介した作品以外にもまだまだたくさんあります。
花好き、花にかかわる仕事に就く人には是非観に行っていただきたい展覧会です。
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応募方法:
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を下記のフォームからご登録ください。
応募資格:植物生活の会員であること(会員ではない場合は登録後お申し込みください)
締め切り:10月4日(金)18:00まで
厳正なる抽選上、発送をもって当選とさせていただきます。
開催概要
建国300年 ヨーロッパの宝石箱リヒテンシュタイン 侯爵家の至宝展
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷・東急本店横)会期:2019年10月12日(土)~ 12月23日(月)
休館日:10/15(火)、11/12(火)、12/3(火)
開館時間: 10:00-18:00(入館は17:30まで) 毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
主催: Bunkamura、日本経済新聞社、テレビ東京
後援:オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム、在日スイス大使館
協賛:ライブアートブックス
協力:日本通運、全日本空輸
お問合せ: 03-5777-8600(ハローダイヤル)
【入館料(税込)】
一般1,600円(1,400円)
大学・高校生1,000円(800円)
中学・小学生700円(500円)
*( )内は前売りおよび20名様以上の団体料金
Bunkamura ザ・ミュージアム会場入口
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この記事のライター
植物生活編集部
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