WEEKEND FLOWER【6月ダウンロード】「素敵な週末」のための花
たとえば、ウィークエンドのテーブルに、花が一輪あるだけで、会話がはずんだり、笑顔が増えたり、心がホッとしたり・・・
季節の花々が、いつか家族の大切な思い出になるかもしれません。
ウィークエンドに家に飾る花を選ぶ、それはなんだか、心浮き立つ “日常の素敵”。
「WEEKEND FLOWER」で ”ていねいな暮らし“がはじまります。
6月のWEEKEND FLOWERテーマ
梅雨を彩るアジアンビューティーな花々
湿った空気に溶け合うみずみずしい美しさに癒されて
シャクヤク
アジサイ
クレマチス
トルコギキョウ
フラワーレシピのダウンロード
フラワーレシピの使い方
01 シャクヤク
5月のバラとも呼ばれるシャクヤクですが、日本では雪国での生産が盛んで、
5月下旬から6月中旬に掛けて出荷の最盛期を迎えます。
自然のなかでは花期が短い花ですが、その一瞬の生命観や麗しさはほかに類を見ない美しさがあります。
最近では、海外育成種の新たな株の導入や国内育成種のリバイバルによる流通量増から、
バリエーションが豊かになり、シーズンを通してさまざまな品種を楽しむことができるようになりました。
なかでも、ボタンとのハイブリッド品種は圧倒的な透明感を持っており、
これまでのシャクヤクの質感とは違った風合いを持った品種も切花で生産されるようになってきています。
花選びのポイント ~プロはここを見る~
購入の際は、つぼみがほころんだ花色が見えるものを選びましょう。密がたくさん付いているつぼみは、非常に咲きにくく扱いが大変です。
花ケアのポイント ~お花屋さん必見~
葉が多いと水が下がりやすくなります。不要な花は極力取りましょう。
取り除いた葉は、葉物として使用しても素敵ですよ。
つぼみが固い場合は、湿らせたやわらかい布でやさしくつぼみの表面を拭き、
切花栄養剤を使用しましょう。
開花率が高まり、咲いてからも日持ちがよくなります。
02 アジサイ
梅雨時期に見頃を迎えるアジサイは、古くは万葉集にも歌われ、日本人に長く愛されてきました。
そしていまや、西洋での品種改良を経て海外でも盛んに切り花が生産されるようになり、一年中楽しむことができる花となりました。
アジサイの魅力と言えば、花色の豊富さで、季節でさまざまに移ろうたくさんの色合いを楽しむことができます。
それ故に同じ花色のアジサイに何度も会うことができない一期一会の花と思うと、何だかその出会いがとても貴重に感じてくるものです。
季咲き時期のアジサイは5月から7月中旬までが旬となりますが、これらの魅力はアンティークにはない瑞々しさが特徴です。
花選びのポイント ~プロはここを見る~
花選びのときには、なるべくフレッシュなものを選んでいただくとそのよさを存分に楽しむことができます。
花ケアのポイント ~お花屋さん必見~
花が密集して咲くので蒸れやすく、そこから傷んでくることがあります。
購入したら房状の花を少しだけ手で広げて通気を良くしてあげましょう。
もし黒く傷んでいた花があれば取り除いてください。
アジサイは小さな花(装飾花と言って本当は額です)をたくさん咲かせるために栄養がとても必要です。
切花栄養剤を使うことで長く楽しめるようになります。
03 クレマチス
世界中に300もの自生種を持ち、草姿、花形、香りとさまざまな表情を見せてくれるクレマチス。
切花の流通は、6月に旬を迎え、扱い易さで定評があるインテグリフォリア系やテキセンシス系、つぼ型の可憐な花姿と蔓のシルエットが美しいヴィオルナ系、バラの様な豪華さが魅力の八重大輪品種系などを中心に出荷されています。
特に最近注目されていて人気になっているのはヴィオルナ系で、独特のシルエットと花姿がブーケやアレンジメントに動きや軽やかさをもたらしてくれます。
花が終わった後の綿帽子のようなシードも品種によってさまざまな表情を持っており、花期を終えた後にもまた新たな表情を見せてくれる楽しみもあります。
また、最近ではタンザニアからの輸入品も周年で出荷されるようになり、四季を通して楽しむことができるようになりました。
花選びのポイント ~プロはここを見る~
水が上がりにくい品種もありますので、なるべくしっかり水が上がって鮮度のよいものを選びましょう。
花ケアのポイント ~お花屋さん必見~
茎が固くとても細いのがクレマチスの特徴です。そのため、水の吸い上げが弱い場合があります。
水に生けるときは切り口をカットして、下から1センチ位を軽くたたいて茎をほぐしてから水に生けてください。
切花栄養剤を使うと吸い上げもよくなり花持ちもぐんと伸びます。
04 トルコギキョウ
世界でも高い評価を受ける日本の育種力と栽培技術が融合した傑作ともいうべき花で、
6月から7月に掛けて季咲きの最盛期を迎えます。
なかでも、これから迎える夏場に人気なのが、フリンジタイプの品種群で、
その日持ち性や豪華さから多くのフローリストの皆様に支持されています。
最近では、一昔前にあったミニタイプや一重咲きをリモデルした品種や無花粉品種なども開発され、
今後のリシアンサスの進化にも注目したいところです。
よいトルコギキョウは、全体に鮮度がよくいきいきしていて、
花の発色が良い状態で茎もしっかりしています。
仕立てや手間の掛け方によっていかようにでも変化する花で、
同じ品種であっても産地によって花姿が変わりますので、
お気に入りの産地を見つけておくとよい花に出会うことができます。
花選びのポイント ~プロはここを見る~
選びのポイントは、旬の産地が数週間単位で変わっていきますので、どの産地がいつ旬であるのか事前に情報を入れておくことをおすすめします。
花ケアのポイント ~お花屋さん必見~
エチレンの影響を受けやすい花です。にもかかわらず、産地での前処理はあまりされていません。
エチレンガスがでるタバコや排気ガス、果物からは遠ざけるようにします。
受粉することで花持ちも悪くなりますので、水揚げする際は振動を与えないようにやさしく扱いましょう。
切花栄養剤の効果が非常に高い花です。
花店でも必ず栄養剤入りの水を使用することをおすすめいたします。
フラワーアレンジ・スタイリング、フラワーレシピ/小川典子(一般社団法人花の国日本協議会)、小林礼(la neige)
取材協力/薄木健友(フルーロン花佳)、宍戸 純(株式会社大田花き)、藤井 大(株式会社京橋花卉)
花持ちに関する情報提供協力/クリザール・ジャパン株式会社、パレス化学株式会社、Floralife
Download
お客様向け店頭ツールが、無料でダウンロードできます。大きさは3種類。
四つ切りタイプ 1/4サイズ
→ダウンロード(PDF)
コンパクトで場所を取らない四つ切りの配布ツールです。花束につけるギフトカードにもぴったり。
二つ切りタイプ 1/2サイズ
→ダウンロード(PDF)
2等分に切って使える二つ切りタイプです。小さなノートサイズの配布ツールに使えます。
ノーカットタイプ A4サイズ
→ダウンロード(PDF)
A4サイズの紙、もしくは縮尺して、B5などの用紙に印刷すればカット不要で使える便利なツールです。大きく印刷すればお店の壁に貼って、POP代わりにも活躍します。
写真はサンプルです
花を長く楽しむ方法や、飾り方、花材の合わせ方など、アレンジの情報が1枚のシートにまとめられています。ダウンロードも、使用も、完全無料です。
プリントアウトして配るもよし。POPにもよし。大きさは、1/4サイズと、1/2サイズと、1枚サイズの3パターン。お店で使いやすい大きさを選んでダウンロードしてみては?
紙に印刷してハガキサイズにカットすれば配布用ツールに。
大きいサイズを印刷してパネルに貼れば店頭ポップに。
硬めの紙に印刷すれば、花束につけるカードに。
1つのファイルに、今回紹介した4つのレシピが入っています。
「WEEKEND FLOWER」という“コトの提案”を言葉から新たな文化の創造へ
「WEEKEND FLOWER」は、“WEEKEND(ウィークエンド)”という言葉が持つ、ワクワク感、家族や自分へのご褒美感を大切にしながら、花と過ごす心豊かな週末のひとときが「きっかけ」となり、ご自宅に花を飾る習慣が日本にも根付いてほしい、四季のうつろいと共に暮らす文化を再び甦らせたい、と考えています。
季節の花を飾る“日常の素敵”=WEEKEND FLOWER
を花店から発信し年間52週の商品や売り方の提案に変化を持たせてみませんか?
WEEKEND FLOWER公式HP
http://www.floweringjapan.com/weekendflower/
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この記事のライター
植物生活編集部
「植物生活」とは花や植物を中心とした情報をお届けするメディアです。 「NOTHING BUT FLOWERS」をコンセプトに専門的な花や植物の育てかた、飾り方、フラワーアート情報、園芸情報、アレンジメント、おすすめ花屋さん情報などを発信します。