WEEKEND FLOWER【9月ダウンロード】「素敵な週末」のための花
たとえば、ウィークエンドのテーブルに、花が一輪あるだけで、会話がはずんだり、笑顔が増えたり、心がホッとしたり・・・
季節の花々が、いつか家族の大切な思い出になるかもしれません。
ウィークエンドに家に飾る花を選ぶ、それはなんだか、心浮き立つ “日常の素敵”。
「WEEKEND FLOWER」で ”ていねいな暮らし“がはじまります。
9月のWEEKEND FLOWERテーマ
ちょっとセンチメンタルな初秋の花々
心静かに楽しむ秋の情緒、花鳥風月
エキナセア
コスモス
ワレモコウ
マム
フラワーレシピのダウンロード
フラワーレシピの使い方
01 エキナセア
北アメリカ原産“インディアンのハーブ”としても知られ、免疫力アップや感染症予防の効能で今注目のキク科の植物。
ここ数年、国内外で開発された新品種が激増。ユニークな草花としてにわかにブレークの兆しです。
ギリシャ語の「echinos(ハリネズミ)」が語源、中心がまるく盛り上がる姿が個性的。
旬は初夏と秋、暑い時期でも日持ちがよい花です。
花選びのポイント ~プロはここを見る~
花選びのポイントは、産地で仕立てや切前がかなりばらつくため、まずはお気に入りの産地を見つけて頂くことをおすすめします。花ケアのポイント ~お花屋さん必見~
湿式であれば空切りで問題ないですが、乾式されていた場合は、湯揚げ、水揚げ促進剤を使用すると良いでしょう。店頭でも花店用の切り花栄養剤を使用すると日持ちします。
02 コスモス
高冷地から咲き始め、秋の訪れを告げる花。
郷愁ただようコスモスの群れは日本の原風景、「秋桜」と表すほどです。
メキシコ原産、江戸末期に渡来、意外にも歴史が浅いのです。
八重咲きやキバナタイプ、甘い香りのチョコレートコスモスなども出回ります。ギリシャ語の「kosmos(美、調和、秩序、宇宙)」に由来、コスメティクスも同じ語源だそう。
花選びのポイント ~プロはここを見る~
花選びのポイントとしては、首が曲がっている状態ですとそのまま下を向いて咲きますので、なるべく花首が真っ直ぐなものを選びましょう。
また、鮮度の落ちたものは中々水あげが難しいですから、鮮度の良いものを極力選ぶようにしてください。
花ケアのポイント ~お花屋さん必見~
水下がりしやすい花なので水揚げはシッカリ行い、その後のケアも必要な花です。
切花栄養剤を使うと花持ちは良くなりますが、水変えと切戻しは通常の花よりも気を配りましょう。
湯上げが効果的ですが、湯につける時間は短めが良いです。
茎に水分を多く含む花なので、長く浸けると逆効果になる恐れがあります。長くても5秒程度で十分です。
水揚げ促進剤の効果が高いのでお勧めですが、コスモスは薬害が出やすいので、付ける時間は1秒以内にしましょう。
03 ワレモコウ
日本の野山に自生する山野草「吾亦紅」、源氏物語にも登場します。
赤褐色の穂のような花は秋風に揺れる素朴な雰囲気で、お月見はじめ秋らしい演出に欠かせないアイテム。
近年はドライフラワーの素材としても人気です。
露地栽培で美しい品質を保つには大変な苦労があるそう。
花が散らないものを選び、茎を切り戻しして深水にいけましょう。
花選びのポイント ~プロはここを見る~
花選びのポイントは、ほとんどが露地栽培ですから、花、葉の痛みの少ないもの、花老けがないものを選びましょう。
花ケアのポイント ~お花屋さん必見~
水揚げは湯揚げがお薦めです。特に乾式輸送されている場合は効果があります。
湿式輸送であれば切り戻しをする程度で問題ありません。
切花栄養剤の効果はあまりないのですが、水下がり抑制の為使用すると良いでしょう。
抗菌剤でも同じ効果が期待できます。
04 マム
日本は世界一の生産量と消費量を誇るマム(=キク)大国。
旧暦9月9日は「重陽の節句」、菊を愛で、菊酒や菊の香りをまとい不老長寿を願いました。
抜群の花持ちの良さと豊富なバラエティが魅力。
昨今の人気は豪華な大輪系のディスバッドマムや、洋花とも相性がよいポンポン咲きの品種。中秋の名月にも秋の草花とともにしっとりとマムを飾って。
花選びのポイント ~プロはここを見る~
花選びのポイントは、花首がしっかりしたもの、葉が瑞々しく鮮度良いものを選びましょう。花ケアのポイント ~お花屋さん必見~
菊は水がつかない乾式状態が長いと吸い上げる力が弱まりますので、葉の状態を見て湯上げをするなどの判断が必要です。採花からの時間が短ければ空切りでも上がりますが、輸送などで数日乾式状態が続いているようなら、湯上げすることをお勧めします。
最近はマム専用の水揚げ剤も発売されています。
そちらを使用しても良いでしょう。
水だけでも日持ちするため切花栄養剤を使用しないケースが多いのですが、菊は切花栄養剤の効果が高い花です。
畑で最後まで咲かせた菊本来の姿に近づけるためにも、店頭でも切花栄養剤の使用をお勧めします。
その際には花店用の切花栄養剤を使用してください。
糖を控えてあるので開花が抑えられます。夏場の茎はぬめりが発生しやすくなりますので、切花栄養剤を使用していても水変えが必要となりますが、クリザールのCVBN、フローラライフのPRGといった抗菌剤を併用することで、ぬめりをある程度抑えることが出来ます。
消費者には必ず切花栄養剤をお薦めします
フラワーアレンジ・スタイリング、フラワーレシピ/小川典子(一般社団法人花の国日本協議会)、小林礼(la neige)
取材協力/薄木健友(フルーロン花佳)、宍戸 純(株式会社大田花き)、藤井 大(株式会社京橋花卉)
花持ちに関する情報提供協力/クリザール・ジャパン株式会社、パレス化学株式会社、Floralife
Download
お客様向け店頭ツールが、無料でダウンロードできます。大きさは3種類。
四つ切りタイプ 1/4サイズ
→ダウンロード(PDF)
コンパクトで場所を取らない四つ切りの配布ツールです。花束につけるギフトカードにもぴったり。
二つ切りタイプ 1/2サイズ
→ダウンロード(PDF)
2等分に切って使える二つ切りタイプです。小さなノートサイズの配布ツールに使えます。
ノーカットタイプ A4サイズ
→ダウンロード(PDF)
A4サイズの紙、もしくは縮尺して、B5などの用紙に印刷すればカット不要で使える便利なツールです。大きく印刷すればお店の壁に貼って、POP代わりにも活躍します。
写真はサンプルです
花を長く楽しむ方法や、飾り方、花材の合わせ方など、アレンジの情報が1枚のシートにまとめられています。ダウンロードも、使用も、完全無料です。
プリントアウトして配るもよし。POPにもよし。大きさは、1/4サイズと、1/2サイズと、1枚サイズの3パターン。お店で使いやすい大きさを選んでダウンロードしてみては?
紙に印刷してハガキサイズにカットすれば配布用ツールに。
大きいサイズを印刷してパネルに貼れば店頭ポップに。
硬めの紙に印刷すれば、花束につけるカードに。
1つのファイルに、今回紹介した4つのレシピが入っています。
「WEEKEND FLOWER」という“コトの提案”を言葉から新たな文化の創造へ
「WEEKEND FLOWER」は、“WEEKEND(ウィークエンド)”という言葉が持つ、ワクワク感、家族や自分へのご褒美感を大切にしながら、花と過ごす心豊かな週末のひとときが「きっかけ」となり、ご自宅に花を飾る習慣が日本にも根付いてほしい、四季のうつろいと共に暮らす文化を再び甦らせたい、と考えています。
季節の花を飾る“日常の素敵”=WEEKEND FLOWER
を花店から発信し年間52週の商品や売り方の提案に変化を持たせてみませんか?
WEEKEND FLOWER公式HP
http://www.floweringjapan.com/weekendflower
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この記事のライター
植物生活編集部
「植物生活」とは花や植物を中心とした情報をお届けするメディアです。 「NOTHING BUT FLOWERS」をコンセプトに専門的な花や植物の育てかた、飾り方、フラワーアート情報、園芸情報、アレンジメント、おすすめ花屋さん情報などを発信します。