植物生活編集部 植物生活編集部 2週間前

ローラン流 季節の花あそび vol.29 メディシスの器に飾る初秋の秋バラ

人気フランス人フラワーデザイナー、ローラン・ボーニッシュさんによる、旬の花や植物素材を使ったブーケとアレンジメントの提案。
洗練された花合わせ、色使いのアイデアをお伝えします。


これまでの連載はこちら



 

vol.29 メディシスの器に飾る初秋の秋バラ



 

静岡・市川バラ園作出のバラ‘ローランb(ベー)’はオレンジがかったブラウンカラーが魅力的な品種です。
「b」は私の苗字の頭文字ですが、brown(茶色)、beauty(美)の意味も込められています。

季節によって色みのニュアンスが変わるこのバラを主役に、アレンジメントを制作しました。




スプレー咲きの‘ローランb’の魅力は花だけでなく、葉の美しさと、野に咲くバラのような自然な茎の動きと形にあります。
これらを表現するため、トゲのみを取り除いて葉は残し、茎の長さを生かして使用します。

合わせるサブ花材は、山野草のイメージを持つホタルブクロやブットレアなど最小限に抑え、バラを引き立てました。





花器は、バラの色に合うアンティークゴールドのメディシスの器をセレクト。

レンギョウの枝を最初に挿してアレンジメントのサイズとアウトラインを決め、次にホタルブクロとレンギョウ、そのほかのサブの花材の大部分を配置。

グリーンが主体のふんわりとした形のベースを作ってから、風が通り抜けるような空間を意識して、間にバラを挿していきます。

壁の前に飾ることを想定した三方見のアレンジなので、正面からすべてのバラが目に入るように配置しましょう。
左右対称にはせず、中央にはホタルブクロを入れることで目先が変わり、ナチュラルな印象が際立ちます。





最後に、残った細かい花材を挿して完成させます。
野や庭で育つ花材を無造作に挿したように自然な雰囲気に仕上げるのが、このバラの美しさを引き立てるコツです。







flower&green
バラ‘ローランb’、ホタルブクロ、ブットレア、リョウブ、アストランチア、レンギョウ、エノコログサ

撮影/山家 学 取材/植物生活編集部

 

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プロフィール
Laurent Borniche(ローラン・ボーニッシュ)
フラワーデザイナー、Laurent.B Bouquetier 代表。
フランス・パリ郊外、ブーローニュの森に隣接する高級住宅地ヌイイ市の花店の4代目。エコール・デ・フルーリスト・ドゥ・パリ卒業後、パリの老舗花店等で研鑽を積み、母校派遣講師として1998年に来日。2014年、東京・田園調布にデザインアトリエ「Laurent.B Bouquetier( ローラン・べー・ブーケティエ)」を設立。著書に『ローラン・ボーニッシュのブーケレッスン new edition』『ローラン・ボーニッシュのフレンチスタイルの花贈り』『Jeux de fleurs』(以上誠文堂新光社刊)がある。
https://www.laurentb-bouquetier.com/


(c)Kenji Kusakabe
 

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