jardin nostalgique jardin nostalgique 2022/02/08

仕入れの朝のエトセトラ

おはようございます!jardin nostalgiqueの青江です。

立春を過ぎ、ここからは徐々に春めいてくることを期待してしまいますが、

今週の予報ではまた関東に積雪があるとのことで、

まだもう少しの辛抱、というのが現実ですね。

それでも、市場もお店も春のお花であふれ、

お客様からの、「今の旬は!!?おすすめは!!?」とのご質問に、

チューリップやラナンキュラスなど、

元気な春のお花をお勧めできるのがなんだかとっても嬉しい毎日です。


 

いつも、直近で開催したレッスンのブーケをご紹介しているコラムですが、

今回は少し趣向を変えて、

市場の日の朝のいろいろを綴ってみようと思います。

お店に並んでいるお花、レッスンにご用意しているお花が、皆様にご覧いただけるまでのこと。ご興味があればぜひ読んでみてくださいね!
 

年明けの市場は年末の活気が引いて少し静かなのですが、

仕入れ日の早起き癖がついた自分は2時くらいには目が覚めてしまうので、

そこから支度をしてすぐに出発!

気が焦っている仕入れの日の朝は、たくさん着込むことに時間がかかるのが非常に面倒くさくなってしまいます。

その点で、夏は出発までが早く済んで良いなーと思うことがしばしば。


 

市場までの道中、夏は冷たいいちごミルクにはまっていましたが、

寒い今はあったかいココアがお供です。

駐車場までの自販機にあるいくつかのココアを飲み比べ、

朝のベストココアを探すというのが、こっそり自分だけの楽しみだった時も。

本当はコーヒーが大好きなのですが、朝の寒さと相まって、

本当にトイレが近くなって仕入れを妨げるので、

この時だけはコーヒーを遠慮しております。

どうやらどんな季節もこのタイミングでぐっと糖分のある飲み物を欲するのは、

市場で動くためのエネルギーをゲットせよ!という脳の指令なのなのだと都合よく解釈して、早起きのご褒美とばかりに単純に好きなものを選んでいます。


 

朝はだいたい好きな音楽を聴きつつ、仕入れる花のイメージをまとめながら向かいます。

何故かとても低音が効く車のステレオのおかげで、暗い中、夜の感性で効く音楽にはとても心揺さぶられます。あ、運転にはしっかり集中していますよー。


 

そしてだいたい3時半前後に大田市場に到着します。

まだ、仲卸の皆様も店頭にお花を出している最中の場合もありますが、

到着後すぐにお花を見て回ります。

きっと仲卸さんも忙しい時間。そんな時間に到着してもご挨拶し合える市場の雰囲気が心地よくて自分は好きです。

たくさんのお花とご挨拶が、自分の目をさらに目覚めさせてくれて、仕入れスイッチON!

まずは早歩きでさーっと、全ての仲卸のお花を眺めて、

直感でピンときたものをこの時点で取り置きしていきます。

その後、何往復もしながら、必要なお花を選んでいくことになります。

市場の日の運動量だけぐんと多いです。


 

手にはご依頼のお花のイメージのメモを握りしめ、

レッスン分のお花と、ご注文分のお花を同時進行で取り置きしていきます。

レッスンの為に仕入れるお花については、取り置きしながらその名前と原価をメモしていき、特定の予算になるまで花合わせを考えます。


 

お花を実際に手に持って歩いて花合わせしていないので、

頭の中で取り置いた花のイメージを組み合わせて

色味や作成過程を想像しながら仕入れます。

時に作る作品がいっぱいありすぎる時は、頭がぐちゃぐちゃになってパニックになってしまうので、落ち着いていくつかのイメージを順番に作っていくようにしています。

経験上、自分の同時進行できるキャパとしては、3つくらいまでだなと、頭のスペースに諦めをつけて、最近はそれ以上にチャレンジしないように、順番に仕入れるようにしています。


 

だいたい5時くらいを目処に花選びを終えて、

仲卸で取り置いたお花のお会計をしていきます。

母の日や年末などの繁忙期は、このお会計が大行列になることもあります。

大行列の仲卸のお会計は後回しに・・・と考えて

そのまま花を忘れて帰るということが多いので、どんなに並んでいても極力

1件ずつ順にお会計をするようにしているのですが、

それでも一月に1回は忘れ物をしてしまうのはどうしたものかと。


 

お会計を終えたらお花のピックアップと車への積み込みです。

以前はよいしょ!とお花を担いで運んでおりましたが、

最近は仲卸さんに台車をお借りして、運ぶようになりました。

省エネを一度覚えたら、なかなかよいしょっ!と、しようとしなくなってしまいました。

 

自分の目標出発タイムは7時半。

それまでに積み込みと資材の購入を終えます。

早く出られるとちょっとほっとするし、

遅くなると、お店での作業が少し慌ただしくなるなーと思いつつ。


 

帰り道はだいたい1時間程なのですが、その道中で朝ご飯。

冬は肉まんとあったかいカフェオレで、胃にぐっと重みが増して、開店準備の動きにも勢いが出ます。

帰り道はBGMではなくめざましテレビ。

今日のわんこが、帰り道のどの辺で流れるかで、

早く帰れたか、遅くなったかを実感しています。

お天気情報なども、その日の陳列や営業に関わるので、

帰り道は頭の中がやや音楽の中にスリップしている行きよりも現実的。


 

そして、お店に到着するのが8時半前後。

そこからお店の外陳列をしてお花を下して、水揚げをしてオープンを迎えます。

今までは11時オープンだったので、水揚げ作業もオープンまでに終えるのがかつかつだったのですが、

12時オープンとなり少しゆとりをもって、お店を整えることができるようになりました



そんなこんな、自分の仕入れの日の朝の風景。

お花は市場に並ぶまでも、

産地から市場へという旅もあるわけで、

長い旅を経てこうして縁あってお店に来てくれたお花を並べたり、

レッスンでプレゼンテーションしたりしてみんなが喜んでくれる瞬間、

とっても嬉しいなーと思うのです。


 

なんとも色がないコラムになってしまいましたが、

それを補うように今日の締めくくりは先日まで開催していたカラフルなブーケの写真で。

 



バイカラーをたくさん集めたブーケはカラフルでも不思議な調和をしてくれます。


 

明日も水曜日で仕入れです。

今日は21時には寝て、明日の早起きに備えよう!

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この記事のライター

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ジャルダン ノスタルジック、2012年にオープンした東京・神楽坂にあるフローリストの青江、フローリスト/パティシエの加藤が経営する花店。おもちゃ箱をひっくりかえしたような、懐かしくてわくわくするお店づくりをコンセプトにした店内には、青江・加藤が選んだ季節の花とともに、焼き菓子、ハーブティーや花器、フランスのブロカントなどの雑貨が所狭しと並んでいる。土日の15時からは店内の一角でカフェも営業中。

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