jardin nostalgique jardin nostalgique 2022/03/28

4種の宝石のブーケ

こんにちは!jardin nostalgiqueの青江です。
3月ももう後半、関東は桜満開の場所が多いようですね!

お店では先週は卒園・卒業のお花のご依頼をたくさんいただきました。
お花を贈る先輩やお友達、先生の雰囲気に似合うようなお花のリクエストをいただく中で、
ここ数年ダントツで人気なのがブルー。
まさしく!なブルーとしては、デルフィニュームが大活躍。
やはり店頭でもすぐに売り切れとなっていました。

なんでかなー、なんてレッスンの間にみんなでお話していたら、
送別、卒業となると他のイベントよりも
男性にお花を贈ることが多いから
ブルーなどのちょっとクールな印象のお花が人気なのかもということに、ちょっと納得しました。
あとは男女問わず、カッコいいイメージの方へのお花はブルーを交えていることが多かった気がします。

また、学生さんと一緒にお花を選んでいると、
アクセントや挿し色を入れるチョイスが多かったように思います。
普段はなかなか自分の中の常識というか慣れのある色合わせの範囲から出られない中で、
ガツンと飛び出る感性を主張され目の当たりにするのは、
最初は正直「おおっ。そう来たか!」と思うのですが、
やってみると面白かったりして。
世代の違う皆様の色のとらえ方や文化の中で接してきた色の違い、
流行などが反映されている気がしてとっても興味深いと思っています。

そんなこんな刺激的な3月は、年度末という大きな繁忙期でしめくくりとなります。
今週、まさに水曜の仕入れから数日は一気に忙しくなりますが、
皆様のご依頼にお応えできるように、気を引きしめてがんばりたいと思います。

さて、前置きが長くなりましたが、
今日は先日までに開催していたブーケレッスン
「ブーケロン 春の彩りのビジュー」
にて、ご提案した4つのブーケをご紹介します。

昨年の夏以降、鉱石・宝石ブームな自分は、
上野で開催している宝石展にも足を運び、
このキラキラをお花で表現してみたい!という情熱をもって、
4つの宝石をブーケで表現してみました。


宝石展で見たピジョン・ブラッドという大きなルビーに感銘をうけて、
そのキラキラ感や深みを表現したかったルビー。
白と赤の複色のカーネーションやラナンキュラスが、
にじむような輝きを発してくれている気がします。


参加した皆様が、並んでいるお花を見てもなかなか当てることができなかった
ちょっとマニアックな琥珀。
正確には石ではなくて樹液なのですね。
今回は樹液の中に閉じ込められた異物を、深い色味のチョコレートコスモスに託してみました。
まさかの役割に、チョコレートコスモスもびっくりしているかな。



こちらは参加してくださった皆様がなんとなく感づいてくれたアメジスト。
ビジューのブーケというタイトルながらも、今思うと、
自分の中のイメージは、宝石になる前の鉱石の時のアメジストの結晶のキラキラ感でした。

ビジューのブーケの4つの作品において、ほとんどのブーケでキラキラの演出にアストランチアが入っています。やはりこの花の輝き感は欠かせない!
「あ、またアストランチアが!」と、
いつもレッスンに来る皆様には、青江の表現はだいたい予想されていた気がします。


最後のブーケはサフィレット。
琥珀以上にマニアックなところへいってしまって、
参加してくれた皆様ほとんどが知らなかったのですが、
自分も数カ月前まで知らなくて、お客様に聞いてとっても気に入ったビジューです。
正確には石ではなく、ヴィンテージガラス。
ブルー、パープル、ブラウン、ピンク、
複雑な色彩の魅力にうっとりできるので、ぜひまだ知らないよという方は
検索してみてくださいね!
ブルーの表現では、染めたスイトピーが大活躍でした!

こうして、春の彩り豊かなお花をギュっと贅沢に束ねた4つのビジューなブーケができました。
市場での花とのめぐり逢いで、「今日はルビーにしよう!」とか、
「今日は素敵なアメジストができそう!」と決めてテーマの宝石を決めたのですが、
「ああ、ちょっとキラキラが足りない」「もう少し深みを」
なんて思いながらお花を選んでいく過程は、宝石のかけら探しのようでした。
集めたかけらをギュッと束ねてキラキラ光った時、
「お、ビジューになった!」なんて思って、
束ねながらキュンとする感覚を味わうことが出来たのでした。

そんなこんな、
宝石って素敵!と思っているのですが、
宝石展に行ってみた帰りには、
その印象を早く花で束ねたくなってしまって、
宝石よりお花のことを考えていたように思って、
やっぱり結局花が好きなんだなーということも、
電車の中でこっそり、思っていたのでした。

 
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この記事のライター

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ジャルダン ノスタルジック、2012年にオープンした東京・神楽坂にあるフローリストの青江、フローリスト/パティシエの加藤が経営する花店。おもちゃ箱をひっくりかえしたような、懐かしくてわくわくするお店づくりをコンセプトにした店内には、青江・加藤が選んだ季節の花とともに、焼き菓子、ハーブティーや花器、フランスのブロカントなどの雑貨が所狭しと並んでいる。土日の15時からは店内の一角でカフェも営業中。

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