前田有紀『染めの花』横浜ディスプレイミュージアムの空間装飾|オルタナティブストーリー
『フローリスト』6月号でご紹介されている、横浜ディスプレイミュージアムの空間装飾について、本誌ではご紹介しきれなかったフラワーデザイナーの前田有紀さんへのインタビュー記事をご紹介します。
前田さんが横浜ディスプレイミュージアムで制作した作品を紹介した記事はこちらから

――今回、商業空間用の大型ディスプレイ作品を制作されましたが、これまでに発表された作品はありますか。
最近ではシューズ・アパレルショップ「ニューバランス原宿店」でのフラワーディスプレイをさせていただきました。6月号の作品にも似たデザインのオブジェです。
2018年秋に私たち「gui」のフラワーブランドを立ち上げました。2021年4月に渋谷区神宮前に開店した店舗「NUR」をベースに、ファッションやアートのコラボレーション作品を制作させていただいています。

――今回の横浜ディスプレイミュージアムでの空間装飾の制作コンセプトやテーマを教えてください。
ニュアンスカラーのアーティフィシャルやドライからなるオブジェを制作しました。花材はその場で選び、構想させていただいたインスタレーションです。お花の線や形が綺麗に見つめられる形でモビールのように吊るす形でデザインしました。
――そのときの花材選びのポイントはなんでしたか?
形におもしろみのあるシダやソテツ、葉物系を効果的に使いました。カスミソウは、私の『染めの花』でも活用していますが、装飾でも点描の絵のような美しさがでるので、大活躍する花材の一つです。
――通常の作品制作にあたり、花材の仕入れはどのようにされていますか。
生花は市場ですが、ドライフラワーやプリザーブドフラワーは、横浜ディスプレイミュージアムさんに直接行って仕入れています。

――横浜ディスプレイミュージアムとの関りについて教えてください。いつごろから利用されていますか。
2017年に長男を出産したあと、抱っこ紐やベビーカーで訪れたのが初めてです。現在も仕入れに合わせて月に2、3度は足を運んでいます。とても広いスペースなので、子連れの方にも購入しやすい店舗です。
――横浜ディスプレイミュージアムで、主に購入する花材・資材はありますか。
装飾案件のときに活躍する大きめのサイズ感のドライフラワーをいつも仕入れています。量的にもしっかり揃うのが嬉しいです。
輸入品などのフラワーベースのセレクトが充実しているので、花瓶コーナーも欠かさずチェックしています。
――店舗会員として、おすすめはありますか。
まさにミュージアムと呼ぶにふさわしく品揃えの豊富さが魅力なので、仕事の案件に合わせて、トータルで花材・資材を用意できるので助かっています。
私は車でいつも行くのですが、専用の駐車場も使いやすいです。電車でもJR、私鉄、地下鉄が乗り入れている横浜駅きた東口から徒歩12分ほどです。
――誠文堂新光社から『染めの花』を初めて刊行されました。今後の活動の展望やチャレンジされたいことはありますか。
私が10年間務めたテレビ局のアナウンサーからフラワーデザイナーへ転身したきっかけは、スーパーで見かけた一輪のお花を買って、部屋に飾ったことがきっかけでした。
朝早くから深夜までの仕事を終えて、家には寝に帰るだけという生活を送っていたのですが、その無機質なマンションの一室が、お花を飾るだけで人生感が変ってしまったのです。
つぼみからお花が開花するまでの花時間が、分秒単位で進むテレビ局での仕事時間のストレスから解放させてもらったのです。そこで、私が本当に好きなものは「花と緑」ということに気づき、お花業界にチャレンジしました。
私自身の経験からも、Well-being(ウェルビーイング; 心身と社会的にも健康で幸福な状態)の実現に貢献できると信じているお花の裾野を広げていけるように、また小さなお子さんのいる家庭にもその思いを届けられるように、さまざまなデザインワークや情報発信に挑戦していきたいと考えています。

前田さんのように店頭に来て見て触って商品購入ができない遠方のデザイナーには、ネットストアが便利。

リニューアルしたウェブサイトでは、バーチャル空間で詳しく店内を見ることが可能になります。事例の検索もより便利になりました。
詳しいお問い合わせは
横浜ディスプレイミュージアム
お問い合わせはメールまたは電話にて
Tel:045-441-3933
営業時間: 平日10:00~17:30
土曜日は隔週にて営業。
詳しくはHPをご覧ください。
話をうかがった人
前田有紀 Yuki Maeda
前田さんが横浜ディスプレイミュージアムで制作した作品を紹介した記事はこちらから
>> あらゆるディスプレイアイテムが揃う場所で選び、作る| “染めの花”テーマの空間装飾
――今回、商業空間用の大型ディスプレイ作品を制作されましたが、これまでに発表された作品はありますか。
最近ではシューズ・アパレルショップ「ニューバランス原宿店」でのフラワーディスプレイをさせていただきました。6月号の作品にも似たデザインのオブジェです。
2018年秋に私たち「gui」のフラワーブランドを立ち上げました。2021年4月に渋谷区神宮前に開店した店舗「NUR」をベースに、ファッションやアートのコラボレーション作品を制作させていただいています。
――今回の横浜ディスプレイミュージアムでの空間装飾の制作コンセプトやテーマを教えてください。
ニュアンスカラーのアーティフィシャルやドライからなるオブジェを制作しました。花材はその場で選び、構想させていただいたインスタレーションです。お花の線や形が綺麗に見つめられる形でモビールのように吊るす形でデザインしました。
――そのときの花材選びのポイントはなんでしたか?
形におもしろみのあるシダやソテツ、葉物系を効果的に使いました。カスミソウは、私の『染めの花』でも活用していますが、装飾でも点描の絵のような美しさがでるので、大活躍する花材の一つです。
――通常の作品制作にあたり、花材の仕入れはどのようにされていますか。
生花は市場ですが、ドライフラワーやプリザーブドフラワーは、横浜ディスプレイミュージアムさんに直接行って仕入れています。
――横浜ディスプレイミュージアムとの関りについて教えてください。いつごろから利用されていますか。
2017年に長男を出産したあと、抱っこ紐やベビーカーで訪れたのが初めてです。現在も仕入れに合わせて月に2、3度は足を運んでいます。とても広いスペースなので、子連れの方にも購入しやすい店舗です。
――横浜ディスプレイミュージアムで、主に購入する花材・資材はありますか。
装飾案件のときに活躍する大きめのサイズ感のドライフラワーをいつも仕入れています。量的にもしっかり揃うのが嬉しいです。
輸入品などのフラワーベースのセレクトが充実しているので、花瓶コーナーも欠かさずチェックしています。
――店舗会員として、おすすめはありますか。
まさにミュージアムと呼ぶにふさわしく品揃えの豊富さが魅力なので、仕事の案件に合わせて、トータルで花材・資材を用意できるので助かっています。
私は車でいつも行くのですが、専用の駐車場も使いやすいです。電車でもJR、私鉄、地下鉄が乗り入れている横浜駅きた東口から徒歩12分ほどです。
――誠文堂新光社から『染めの花』を初めて刊行されました。今後の活動の展望やチャレンジされたいことはありますか。
私が10年間務めたテレビ局のアナウンサーからフラワーデザイナーへ転身したきっかけは、スーパーで見かけた一輪のお花を買って、部屋に飾ったことがきっかけでした。
朝早くから深夜までの仕事を終えて、家には寝に帰るだけという生活を送っていたのですが、その無機質なマンションの一室が、お花を飾るだけで人生感が変ってしまったのです。
つぼみからお花が開花するまでの花時間が、分秒単位で進むテレビ局での仕事時間のストレスから解放させてもらったのです。そこで、私が本当に好きなものは「花と緑」ということに気づき、お花業界にチャレンジしました。
私自身の経験からも、Well-being(ウェルビーイング; 心身と社会的にも健康で幸福な状態)の実現に貢献できると信じているお花の裾野を広げていけるように、また小さなお子さんのいる家庭にもその思いを届けられるように、さまざまなデザインワークや情報発信に挑戦していきたいと考えています。
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横浜ディスプレイミュージアムのオンラインストアがオープン
豊富な事例から商品を探せます。前田さんのように店頭に来て見て触って商品購入ができない遠方のデザイナーには、ネットストアが便利。
リニューアルしたウェブサイトでは、バーチャル空間で詳しく店内を見ることが可能になります。事例の検索もより便利になりました。
詳しいお問い合わせは
横浜ディスプレイミュージアム
お問い合わせはメールまたは電話にて
Tel:045-441-3933
営業時間: 平日10:00~17:30
土曜日は隔週にて営業。
詳しくはHPをご覧ください。
https://www.displaymuseum.co.jp/
話をうかがった人
前田有紀 Yuki Maeda
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この記事のライター
植物生活編集部
「植物生活」とは花や植物を中心とした情報をお届けするメディアです。 「NOTHING BUT FLOWERS」をコンセプトに専門的な花や植物の育てかた、飾り方、フラワーアート情報、園芸情報、アレンジメント、おすすめ花屋さん情報などを発信します。