植物生活編集部 植物生活編集部 2022/10/07

marmelo 小野寺千絵さんがお花屋さん視点で提案する商品としてのフラワーデザイン|オルタナティブストーリー

『フローリスト』10月号でご紹介されている、横浜ディスプレイミュージアムの空間装飾について、本誌ではご紹介しきれなかった花屋さんの小野寺千絵さんへのインタビュー記事をご紹介します。
 

小野寺さんが横浜ディスプレイミュージアムで制作した作品を紹介した記事はこちらから

>> ドライやアーティフィシャルフラワーを活用した、お花屋さん視点で提案する|商品としてのフラワーデザイン
 



――横浜ディスプレイミュージアムの印象はいかがでしたか。

東京都内では仕入れに際して、市場のほか、資材店、専門店をめぐることが多いのですが、こちらではコーナーごとに分類されており、ここ一か所で必要なものがそろいますね。

花材以外にも、キッチンウェア、家具、照明など広いジャンルを扱っています。
商品展示は、専任のスタイリストさんが、実際の空間装飾時のイメージを抱けるように工夫されているので、花材や資材を選びやすかったです。




――フローリスト10月号掲載の作品制作のコンセプトを教えてください。
 
『フローリスト』と横浜ディスプレイミュージアムのコラボレーションの記事は3回目ですが、6月号の前田有紀さんは空間装飾、8月号の宇田陽子さんは現代装飾のデザインでしたので、私は街のお花屋さん視点で、買い物にいらっしゃるお客さんが家庭内で楽しめるような作品を制作しようと考えました。

前田有紀さん、宇田陽子さんの作品記事はこちら >> #横浜ディスプレイミュージアムの空間装飾 



 

――花材選びはいかがでしたか。

こちらのバイヤースタッフは、オリジナルのアーティフィシャルフラワーやフェイクグリーンのほかにも国内外のメーカーから雑貨を買い付けていると聞いています。

フェイクグリーンは生花店勤務経験があり、グリーンアドバイザーの資格を持つスタッフが生の樹木を実際に買い付け、それを型におこし製作されているため、葉の色や形、幹のしなり具合など、よりリアルさにこだわって制作しているとのこと。




――2種類の作品を制作されましたね。

時折テーブルコーディネートの依頼があり、横浜ディスプレイミュージアムの撮影スタジオのテーブルセッティングにあったランチョンマットや食器一式を拝見して、テーブルフラワーを思いつきました。

秋色のナチュラル感と清潔感を考慮しました。
テーブル中央に置くフラワーアレンジメントなので、金属のフレームを活用して立体感を出しました。

本棚に飾った、丸もののデザインは、女性やお子さんなどに人気です。





ベルカップやグラスペディアの実を活用し、ボンボンのような丸みを活かして、かわいらしさを演出しました。

今回は使用しませんでしたが、1階のキッチンコーナーにあるフェィクフルーツやパンなども精巧につくられており、フラワーアレンジメントと組み合わせても、面白いアレンジメントができそうです。

作品づくりのアイデアに詰まったときなど、店内を一周するだけでもヒントが得られるかもしれませんね。


 

ディスプレイのヒントがたくさん|Web site Renewal !!

横浜ディスプレイミュージアムのオンラインストアがオープン

豊富な事例から商品を探せます。
小野寺さんのように店頭に来て見て触って商品購入ができない遠方のデザイナーには、ネットストアが便利。





リニューアルしたウェブサイトでは、バーチャル空間で詳しく店内を見ることが可能になります。事例の検索もより便利になりました。(令和2年度第3次補正 事業再生構築補助金により作成)

詳しいお問い合わせは
横浜ディスプレイミュージアム
お問い合わせはメールまたは電話にて
Tel:045-441-3933
営業時間: 平日10:00~17:30
土曜日は隔週にて営業。
詳しくはHPをご覧ください。

https://www.displaymuseum.co.jp/


 
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