植物生活編集部 植物生活編集部 2022/11/30

ローラン流 季節の花あそび vol.43 Couronne fleurie mauve avec des prunes |プルーンとモーヴ色の秋リース

人気フランス人フラワーデザイナー、ローラン・ボーニッシュさんによる、旬の花や植物素材を使ったブーケとアレンジメントの提案。
洗練された花合わせ、色使いのアイデアをお伝えします。


これまでの連載はこちら



 

vol.43 プルーンとモーヴ色の秋リース
Couronne fleurie mauve avec des prunes



 

秋の色といえば赤やオレンジなど紅葉をイメージした色が浮かびますが、秋から冬へと移り変わる季節を、モーヴカラーで表現したいと思い制作したアレンジメントです。

モーヴとは、薄く灰色がかった紫色のこと。果物のプルーンの色から発想を広げ、濃い紫から薄い紫へと花材で色をつなぎ、全体のグラデーションでモーヴカラー表現しています。



花材はプルーンの色と形に合わせて小ぶりのものをセレクト。
巻きのきれいなバラやシュウメイギクのほか、色のつなぎとしてアジサイを入れました。

ブラックベリーや紅葉ヒペリカムなど秋を感じさせる実ものとともにリースに仕立て、可愛らしい雰囲気にまとめています。



土台はリース型フローラルフォームを使用。しっかり吸水させたら、最初に紅葉ヒペリカムを使いやすい長さにカットして、フォームの外輪と内輪に挿してアウトラインを作ります。

このとき、葉先が一定方向に向くように配置して流れを作りましょう。クリスマスリースを作る際の、モミの挿し方と同様です。

小分けにしたアジサイとゼラニウムを間に挿したらベースの完成です。



完成したベースに、1輪1輪の表情を見ながらバラを配置していきます。

そのほかの小花をバランスを見ながら全体に入れ、最後に、ワイヤリングをしたプルーンをアクセントとなる場所に挿します。



各材料のボリューム、全体の色みの配分を見て、同じ材料が隣同士に並んで色が塊になることのないようにします。

リースは、始まりも終わりもない永遠の象徴。
とぎれることのない流れを作ることを意識し、花の向きに注意しながら作業しましょう。




flower&green

バラ/アジサイ/シュウメイギク/アストランチア/セダム/ブラックベリー/プルーン/秋色ヒペリカム/ゼラニウム/枯れ葉

撮影/山家 学 取材/植物生活編集部


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作品集『Jeux de fleurs』も、ご覧ください。






プロフィール
Laurent Borniche(ローラン・ボーニッシュ)
フラワーデザイナー、Laurent.B Bouquetier 代表。
フランス・パリ郊外、ブーローニュの森に隣接する高級住宅地ヌイイ市の花店の4代目。エコール・デ・フルーリスト・ドゥ・パリ卒業後、パリの老舗花店等で研鑽を積み、母校派遣講師として1998年に来日。2014年、東京・田園調布にデザインアトリエ「Laurent.B Bouquetier( ローラン・べー・ブーケティエ)」を設立。著書に『ローラン・ボーニッシュのブーケレッスン new edition』『ローラン・ボーニッシュのフレンチスタイルの花贈り』『Jeux de fleurs』(以上誠文堂新光社刊)がある。
https://www.laurentb-bouquetier.com/


(c)Kenji Kusakabe
 

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