植物生活編集部 植物生活編集部 84ヶ月前

母にありがとうを伝える、準備はOK? 「母の日」に花を贈る、その訳。


 

お母さん、いつもありがとう。
普段伝えたくても伝えられない、この言葉。
母の日は、感謝を伝える最大の機会です。
5月の第2週の日曜日が母の日です。
 
毎年、日が変わるのですが、今年は5月12日。
みなさんは、母の日の贈り物の準備はできましたでしょうか?
 
そもそも、母の日ってどうして始まったの?何を贈ればいいの?
 
もうすぐやってくる母の日に向けて、母の日のギフト選びとともに紹介します。 



 

母の日のルーツ

 

母の日は、1907年にアメリカ合衆国のウエストバージニア州に住んでいたアンナ・ジャービスさんが提唱し生まれました。

 

アンナ・マリー・ジャーヴィス(Anna Marie Jarvis、1864- 1948)


ちなみにアンナさんのお母さんであるアンさんは、南北戦争が行われたとき、味方の軍だけでなく、敵の負傷兵の衛生状態をも改善するように地域の女性たちを結束させた人です。

 そのアンさんが1905年に亡くなり、2年後に娘さんであるアンナ・ジャービスさんが母を偲び、白いカーネーションを贈ったのが起源とされています。



アンナさんのお母さんへの思いが周りの人々にも影響し、母への思いを伝える日、感謝する日として「母の日」を祝日にしようという運動が起こったのです。

アンナさんが白いカーネーションを贈った理由


それは母であるアンさんが白いカーネーションが好きだったからと言われています。
そうして、その強いアンナさんの思いが叶えられ、アメリカで1914年に「母の日」が制定されました。

一方、日本では第2次世界大戦前の1937年に、この「母の日」が伝わってきましたが、戦後の1947〜48年には5月の第2週の日曜日と制定されたようです。
 

赤いカーネーションだけじゃないカーネーション

母の日のカーネーションというと、「赤いカーネーション」というイメージが強いかもしれませんが、母の日が始まったころの母の日のシンボルは白いカーネーションでした。
 
時を経て、母の日は、いつしか赤いカーネーションが定番になりました。
とはいえ、赤いカーネーションでなければいけないという理由はありません。


 
実はカーネーションは色のバリエーションが非常に豊富な花。
もちろん、アンナさんが母の日に贈ろうと思った時代にはおそらく、白、赤、ピンクが主流だったと思いますが、21世紀の現代では、ピンク(濃いピンクから淡いピンクまでさまざま!)、黄色、クリーム、グリーン、オレンジ、ブラウン、紫そして二色や三色が混じったものと非常に幅広いものになっています。

ですから、お母さんのイメージに合わせて、花色を選ぶのも、ひとつの楽しみでしょう。


1色のカーネーションに決めずに、同系色でまとめたり、反対色でスタイリッシュな組み合わせにしたり、または他の花と組み合わせたりするのも素敵です。
今年の母の日はあなたのお気に入りのカーネーションを見つけて、贈ってみるのもいいのでは。
 
ここでもいくつかの品種を紹介しますが、紹介したカーネーション以外もたくさん流通しているので、
お花屋さんでお気に入りを見つけてみましょう!












 

母の日にカーネーション以外で人気の花は?

現代では、母の日はカーネーションにこだわらなくてももちろんオッケー。
アンナさんが白いカーネーションを贈った理由が「母が好きだったから」ということですから、どんな花の種類や色を贈るということよりも、一番大切なのは気持ちです。

お母さんが好きな花、好きな色、喜ばれそうな花、飾って欲しい花、もちろんあなたが好きな花でも大丈夫!
 
贈る花に悩むときは、ぜひ、お花屋さんに相談してみましょう。
 相談するときは、お母さんの色の好みや好きなファッションなどをお伝えすると、よりいい花選びができるはずです。


 
カーネーション以外で人気の花といえば、季節の花であり、日本らしい花がアジサイ。
カーネーションに負けず、色や種類も豊富です。
 
初めて母の日に贈ったギフトが「アジサイの鉢植え」で、20年以上経った今も、母の元でで大きく花を咲かせています、なんて人も多いのでは。
 
アジサイは、庭に植えることもできるので長く楽しみやすい花です。
 
ほかにもアレンジメントや花束ではバラ、旬のシャクヤク、鉢物ではブーゲンビリア、カラーなどもおすすめです。
 
ガーデニングが好きなお母さんには寄せ鉢やハンギングバスケットもいいですね。




フラワーギフトは早めにオーダーした方が良い
3つの理由


では、母の日のギフトの購入、「ゴールデンウィーク明け」だし、とついつい後回しにしがちですが、お花を贈るなら、とにかくお花屋さんへ早めにオーダーするのがおすすめです。
 
早くオーダーしないといけない理由があるのです。

早いタイミングだと、花の種類が選びやすい!

母の日のオーダーは早い人は3月下旬からするため、人気の色や種類はすでに売り切れ!というお店も続出。
少しでも早い方がお母さんへベストなお花を選ぶことができます。
また、特別なお花をオーダーするときは、花屋さんの仕入れの都合もあるので、早いオーダーほど仕入れが間に合いますし、対応してくれるでしょう。


母の日の当日に、きちんと届く!

地方に住むお母さんに送りたい!というときは、急なオーダーだと、遅れて到着することもあります。
母の日当日に間に合うようにしたいならば、ぜひ早めに。
 お店での受け取りも早めの予約ならば、落ち着いて対応してくれることでしょう。

お花屋さんもこの日は大忙し

母の日の前日から当日は多くのお花屋さんは混雑でてんやわんや。
 お花屋さんはいつだって、いい対応をしてくれるとは思いますが、ゆっくり相談したくても、そんな雰囲気じゃなくて………なんてこともあるくらい、忙しいところが多いのです。
 

贈る花に悩むから相談したい。
そんなとき、早い時期だとじっくり相談にのってくれます。
 
特に一人で決めるのが苦手な人や初めて母の日に花を贈る人は、不安や迷いもあると思いますから、早めの相談がおすすめです。


 
誰にとってもお母さんは大切な存在。
一番大事なのは、気持ちを伝えることです。
母の日は、お母さんへ感謝の気持ちを伝える日です。
あなたの気持ちが届く素敵な花のギフトを贈りましょう。
 

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写真/月刊フローリスト編集部  文/植物生活編集部
 


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