ウチダ トモコ ウチダ トモコ 68ヶ月前

ガーデニング・メモ[1]

雨の後にすべきこと

春も夏も、そしてこの秋も、
今年はなんだか雨の日が多かったような気がしませんか。

雨が多いと、どうしても植物は病気に侵されやすくなります。
ただでさえ、日照時間が不足気味で、
ちょっと軟弱になっていることも原因でしょう。

先週末に続いて今週末も、台風襲来の予報が出ています。
庭やベランダの対策も、もう手慣れたもの!
なんて人もいらっしゃるかもしれません。

今日は台風が過ぎたあとに作業しておくと、
その後の病気発生が抑えられるコツをまとめました。
 

1. ザブザブ水洗い


△ 「えーっ、雨で散々濡れたのに〜?」と思うけれど、病原菌やカビの胞子が付着していることがあります。葉のなかに侵入する前に、しっかり洗い流しておきましょう。特に海に近い地域は念入りに。台風一過の晴天でよく乾くと、塩が結晶状にこびりついて植物を傷めるので、よく洗い流します。


 

2. 病気を食い止めるなら、やっぱり薬剤


△ 水洗い後、葉が乾いてきたら、殺菌剤か殺虫殺菌剤を散布しておきましょう。以上、これだけです!



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これでカンペキ! 雨の前後で挟み込む作戦

① 雨予報をキャッチしたら降り出す前に、浸透移行性の殺菌剤を散布します。
  浸透移行性の殺菌剤 → GFベンレート水和剤、マイローズ殺菌スプレー など。
  浸透移行性であれば、雨が降り出す前に散布し薬剤が乾けば効果は劣りません。

② ザブザブ水洗い
  海に近い地域以外で①を散布済みなら、ザッと洗うのでも大丈夫!

③ 薬剤散布で病気を食い止める
  ここで今度は殺虫殺菌剤を選んでおくと、その後の害虫被害も避けることができます。
  殺虫殺菌剤 → ベニカXファインスプレー など。
  
  [ポイント!]①とは作用性が違う殺菌成分が入っている殺虫殺菌剤を選ぶとグッド!
         作用性とは? → 住友化学園芸のサイトへ



なお、薬剤は、使用できる植物の種類が決まっています。
パッケージの表示に目を通して、利用しましょう。

正しく使えば、せっかく育っている大事な植物を
病気や害虫の被害から守ることができます。
普段こまめに使っていなくても、
こんなときこそ、ぜひスポット的に利用してみてください。

どうか今回の台風も、
庭やベランダの植物が折れたり倒れたり、
病気がまん延したりせず、
無事にやり過ごすことができますように(-人-)







text & Photo  ウチダトモコ 
 
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この記事のライター

ウチダ トモコ
ウチダ トモコ

園芸ライター、グリーンアドバイザー、江戸東京野菜コンシェルジュ。 園芸雑誌、ライフスタイル誌などの編集、ライターを経て、現在は主にウェブで提案および取材執筆活動中。

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