グリーンとインテリアとカフェと。リグナテラス東京[東京]
「リグナテラス東京」に学ぶハンギンググリーンで演出するインテリア空間
東京メトロ東西線茅場町駅から徒歩5分という東京の中心地にありながら、23区最大級のフロアを持つ家具とインテリアのセレクトショップ「リグナテラス東京」。3フロアから成る広々としたショールームには、独自にセレクトしたアイテムがゆったりと展示され、洗練された雰囲気が漂う空間です。
ここで顕著に目を引くのが、随所に配置されたグリーンたち。
これらは併設されたグリーンショップ「PIANTA×STANZA(ピアンタ×スタンツァ)」がプロデュースしたものであり、家具を求めて来店したお客様が、イメージに合ったインテリアグリーンも探せるようにと、飾り方の参考を兼ねて実施しているそう。
ハンギンググリーンに興味を持つお客様も多く、ピアンタ×スタンツァではオリジナル商品を開発するなどもし、積極的に提案しています。
「インテリアの購入を目的としているお客様は、グリーンにもアートの要素を求められることが多いですね。既存の植物をお洒落な鉢に入れ替えることはもちろん、ハンギングしたときにより魅力的に見える植物をセレクトしたり、複数を組み合わせてディスプレーするなど、植物そのものの色や形などの個性も見極めながら、いかに効果的にデザイン性を持たせるかを考えています」と、ピアンタ×スタンツァを運営する株式会社緑演舎取締役の大山雄也さんは話します。
個性派ハンギンググリーンでキッチンに動きをつける
火の元にさえ気をつければ、意外とグリーンを吊るせる場所の多いキッチン。
ここでは形の個性的なコウモリランや、長く伸びた葉の動きにおもしろみのあるホヤ・カルノーサをハンギング。
キッチンのイメージに合う楽しく動きのある雰囲気を演出しています。
ベッドルームは森の中のイメージで
ベッドに横たわったときに視界にグリーンが入るように、頭の真上は避けてハンギンググリーンを設置。
リプサリスやエスキナンサス‘ヤフロレピス’のような葉が小さく繊細なものをいくつか吊るすことで、森の中で心地よい眠りにつくようなイメージを創出しました。
リビングには既存の概念を外したアートなハンギングを
「大自然を切り取ってアートとして飾る」をコンセプトに開発された、ピアンタ×スタンツァのオリジナル商品「mygallery(マイギャラリー)」。ベースとプランター、無垢の天然木のフレームと植物のセットで販売しています。
フレームから飛び出すように配置したり、垂れ下がるようにするなどして、立体的なおもしろさを表現。植物の組み合わせのセンスが大きなポイント。
フレームを外すと中にベースと横長のプランターが入っており、そこに好みの植物をレイアウトする仕組みに。
植物が枯れたら自由に植え替えができます。
こちらは、新築祝いのギフトとしても人気の「マイギャラリーL/チーク(ベーシック)」で、通常5~10種類の植物がセットになっています。
写真で使われているのは、テーブルヤシ、コーヒーの木、シンゴニウムなど。
ハンギング以外の魅力的なオリジナル商品
アルコールランプのような見た目をそのまま表現した「トーチ」。苔玉に植え込まれた植物がロープから水を吸い上げて成長する仕組みです。
LEDランプが内蔵された木製の台座の上に置くと、ランプが本物の炎のように揺らぎ、キャンドルのような演出が楽しめます。
1 ~ 3 階までの3フロア、約1,000㎡の広さに約700点の家具を揃えるリグナテラス東京。
ピアンタ×スタンツァのほか、カフェ「ダブルエントランス」も併設しています。
1階にあるピアンタ×スタンツァ。ショップ限定のグリーンアイテムも販売しています。
建物外観。
text&photo 月刊フローリスト 撮影/竹田博之
協力/株式会社緑演舎 https://www.ryokuensha.jp
訪れたお店
リグナテラス東京
東京都中央区新川1-9-3
http://www.rigna.com/showroom/rtt
ピアンタ×スタンツァ
リグナテラス東京1階
https://pianta-stanza.jp
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この記事のライター
植物生活編集部
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