花の季節はめぐるよ、湾岸に[東京]
シクラメンにポインセチア、そしてルクリア。
冬の鉢花が出揃ったところで、
ふと、暑かった夏を思い出しました。
あの夏の湾岸の「おもてなしサマーガーデン」、
覚えていますか?
暑さに負けず、シンボルプロムナード公園で咲き続けた花の審査が終わり、
その結果発表が公表されたのは、先月のことでした。
夏のガーデンの「よくできましたで賞」にもたとえられるこの賞、
どんな花が優秀な成績を残していたかというと…

△ 様々な夏花は、9月末まで「おもてなしガーデン」を彩っていました。写真は今年8月上旬の、「ジャパンフラワーセレクション実行協議会と日本ハンギングバスケット協会」による花壇。
写真提供/ジャパンフラワーセレクション実行協議会

△ 最優秀賞 農林水産省生産局長賞 コリウス「レッドヘッド」
夏じゅう、鮮やかな葉色で旺盛に生育し、草姿のバランスも抜群(審査総評より)。
写真提供/事務局(東京港埠頭㈱)

△ 優秀賞 東京都産業労働局長賞 ニチニチソウ「コーラレッド」
草姿が崩れることなく、葉色花色ともによく、花が途切れず咲いていた(審査総評より)。
写真提供/事務局(東京港埠頭㈱)

△ 優秀賞 東京都産業労働局長賞 ペチュニア「スーパーチュニア ビスタ ミニブルースター」
上記「コーラレッド」と同じく、暑さに傷むことなく、花が咲き続けた(審査総評より)。
写真提供/事務局(東京港埠頭㈱)

△ 特別賞 審査委員特別賞ランタナ「ブルーミファイレッド」
写真提供/事務局(東京港埠頭㈱)

△ 特別賞 審査委員特別賞 ジニア「プロフュージョンレモン」
写真提供/事務局(東京港埠頭㈱)
「もっとほかにはないのー!?」って方は、
→→→ 詳細、およびそのほかの入賞品種はこちらへどうぞ!
本格的な冬がやってくるのも、もうすぐ。
ガーデニングは休みがちな冬の間は、
ぬくぬくお部屋で来春からのガーデンプランを立てる時期でもあります。
夏に負けないこれら「できる子たち」を、
おうちの春夏ガーデンプランの参考にしてみてください。
来春は、品種を「指名買い!」に挑戦です。
あのカラフルだった「おもてなしガーデン」は
今はどうなっているのかなと、
シンボルプロムナード公園を訪ねてみることに。

△ [10月中旬]おや? たくさんの人たちがガーデンで作業中。これは、ボランティアの方々による終わった夏花の抜き取り除去作業でした。花たちに「お疲れさま!」の声をかけながら、作業はぐんぐん進みます。 写真提供/事務局(東京港埠頭㈱)

△ [10月下旬]株の抜き取りが終わった花壇は、管理スタッフが耕うん、整地します。次の季節へ向かう下準備が整いました。 写真提供/事務局(東京港埠頭㈱)
さっそく各参加団体によって植えつけ作業が始まりました。


△ 使用後は自然に還る発泡セラミックを基盤にした、最先端の緑化システム利用のサンプルガーデン2例。土を入れにくい屋上や施設内にも利用できるそう。同地では今回初めてのお披露目です。出展者は「セラミックス基盤共同体(トーケン株式会社・未来緑化株式会社)」。 写真提供/事務局(東京港埠頭㈱)
プロが選ぶ「いい花」でプロがつくるサンプルガーデン
こちらは「夢の広場」のエントランスに位置する、
「ジャパンフラワーセレクション実行協議会」と
「日本ハンギングバスケット協会」のコラボ花壇。
花のプロが選んだ「いい花」、「ジャパンフラワーセレクション」の受賞品種をつかい、
日本ハンギングバスケット協会の会員が、デザインと制作を担当しています。
2017年「おもてなしサマーガーデン」の人気投票では、第2位を獲得。
これは冬春花壇も楽しみ! 期待大!

△ ガーデンデザインは、協会内でコンテストを行い、選ばれたものが採用されます。デザインの下地を描き、それに添って自動潅水のホースを設置します。花壇内のスタンドは、ハンギングバスケットを取りつけるもの。

△ 立派な苗は「ラナンキュラス ラックスピュタロス (2015年のフラワー・オブ・ザ・イヤー [最優秀賞]」と「ラナンキュラス ラックスリュキア(2015年のベスト・フラワー[優秀賞]など)」。
ピュタロスは黄色、リュキアはピンク。輝くような花はとても印象的。花が咲いたら、ぜひ見に行きたい。

△ 冬じゅう咲いてくれる丈夫な「カレンジュラ まどかチーズトルテ(2008年のフラワー・オブ・ザ・イヤー [最優秀賞])」と「カレンジュラ まどかアーモンドミルク(2008年のベスト・フラワー [優秀賞 ])」を植えつけ。

△ ハンギングバスケットにも受賞品種の「ビオラ ピエナオレンジ(2015年のベスト・フラワー [優秀賞]など)」が利用されていました。バスケットに自動潅水のホースをさしています。

△ レウカンセマム・パルドサム(ノースポールなど)の苗の合間にさした割りばしは、チューリップの球根を植える目印。なんともぜいたくな花壇ができそうです。
チューリップ400品種の球根の植えつけが
近隣の企業や大学のボランティアによって行われました。
これらの花壇は、2017年12/2(土)から一般公開されます。
晴れた日は、お買い物やお散歩がてら、
ちょっとお台場花めぐりを楽しんでみませんか。
冬春花壇のホットな色合いに、寒さなんか忘れてしまいそうです。
なお、「ボランティアに参加してみたいな」って方は、
随時募集しているそうなので、こちらからどうぞ!
=== 施設情報 ===
シンボルプロムナード公園 夢の広場 [地図]
春冬花壇公開 2017年12/2(土)〜2018年5月の大型連休明けまで
各種イベント情報はこちら→→→ http://www.tptc.co.jp/park/01_04/event#mainbody
お問い合わせ 03-3599-7305(東京港埠頭事務局)
text & Photo ウチダトモコ
取材協力 東京港埠頭(株)事務局、日本ハンギングバスケット協会、ジャパンフラワーセレクション実行協議会
冬の鉢花が出揃ったところで、
ふと、暑かった夏を思い出しました。
あの夏の湾岸の「おもてなしサマーガーデン」、
覚えていますか?
暑さに負けず、シンボルプロムナード公園で咲き続けた花の審査が終わり、
その結果発表が公表されたのは、先月のことでした。
夏のガーデンの「よくできましたで賞」にもたとえられるこの賞、
どんな花が優秀な成績を残していたかというと…
△ 様々な夏花は、9月末まで「おもてなしガーデン」を彩っていました。写真は今年8月上旬の、「ジャパンフラワーセレクション実行協議会と日本ハンギングバスケット協会」による花壇。
写真提供/ジャパンフラワーセレクション実行協議会
お台場おもてなしセレクション2017 結果発表
△ 最優秀賞 農林水産省生産局長賞 コリウス「レッドヘッド」
夏じゅう、鮮やかな葉色で旺盛に生育し、草姿のバランスも抜群(審査総評より)。
写真提供/事務局(東京港埠頭㈱)
△ 優秀賞 東京都産業労働局長賞 ニチニチソウ「コーラレッド」
草姿が崩れることなく、葉色花色ともによく、花が途切れず咲いていた(審査総評より)。
写真提供/事務局(東京港埠頭㈱)
△ 優秀賞 東京都産業労働局長賞 ペチュニア「スーパーチュニア ビスタ ミニブルースター」
上記「コーラレッド」と同じく、暑さに傷むことなく、花が咲き続けた(審査総評より)。
写真提供/事務局(東京港埠頭㈱)
△ 特別賞 審査委員特別賞ランタナ「ブルーミファイレッド」
写真提供/事務局(東京港埠頭㈱)
△ 特別賞 審査委員特別賞 ジニア「プロフュージョンレモン」
写真提供/事務局(東京港埠頭㈱)
「もっとほかにはないのー!?」って方は、
→→→ 詳細、およびそのほかの入賞品種はこちらへどうぞ!
本格的な冬がやってくるのも、もうすぐ。
ガーデニングは休みがちな冬の間は、
ぬくぬくお部屋で来春からのガーデンプランを立てる時期でもあります。
夏に負けないこれら「できる子たち」を、
おうちの春夏ガーデンプランの参考にしてみてください。
来春は、品種を「指名買い!」に挑戦です。
あの「おもてなしガーデン」の今
さて、季節はめぐって、すでに晩秋。あのカラフルだった「おもてなしガーデン」は
今はどうなっているのかなと、
シンボルプロムナード公園を訪ねてみることに。
次の季節へ向かう下準備
△ [10月中旬]おや? たくさんの人たちがガーデンで作業中。これは、ボランティアの方々による終わった夏花の抜き取り除去作業でした。花たちに「お疲れさま!」の声をかけながら、作業はぐんぐん進みます。 写真提供/事務局(東京港埠頭㈱)
△ [10月下旬]株の抜き取りが終わった花壇は、管理スタッフが耕うん、整地します。次の季節へ向かう下準備が整いました。 写真提供/事務局(東京港埠頭㈱)
冬を越える「おもてなしガーデン」がスタート
下準備がなされた「おもてなしガーデン」は、さっそく各参加団体によって植えつけ作業が始まりました。
最先端緑化システムガーデンが初登場
△ 使用後は自然に還る発泡セラミックを基盤にした、最先端の緑化システム利用のサンプルガーデン2例。土を入れにくい屋上や施設内にも利用できるそう。同地では今回初めてのお披露目です。出展者は「セラミックス基盤共同体(トーケン株式会社・未来緑化株式会社)」。 写真提供/事務局(東京港埠頭㈱)
プロが選ぶ「いい花」でプロがつくるサンプルガーデン
こちらは「夢の広場」のエントランスに位置する、
「ジャパンフラワーセレクション実行協議会」と
「日本ハンギングバスケット協会」のコラボ花壇。
花のプロが選んだ「いい花」、「ジャパンフラワーセレクション」の受賞品種をつかい、
日本ハンギングバスケット協会の会員が、デザインと制作を担当しています。
2017年「おもてなしサマーガーデン」の人気投票では、第2位を獲得。
これは冬春花壇も楽しみ! 期待大!
△ ガーデンデザインは、協会内でコンテストを行い、選ばれたものが採用されます。デザインの下地を描き、それに添って自動潅水のホースを設置します。花壇内のスタンドは、ハンギングバスケットを取りつけるもの。
△ 立派な苗は「ラナンキュラス ラックスピュタロス (2015年のフラワー・オブ・ザ・イヤー [最優秀賞]」と「ラナンキュラス ラックスリュキア(2015年のベスト・フラワー[優秀賞]など)」。
ピュタロスは黄色、リュキアはピンク。輝くような花はとても印象的。花が咲いたら、ぜひ見に行きたい。
△ 冬じゅう咲いてくれる丈夫な「カレンジュラ まどかチーズトルテ(2008年のフラワー・オブ・ザ・イヤー [最優秀賞])」と「カレンジュラ まどかアーモンドミルク(2008年のベスト・フラワー [優秀賞 ])」を植えつけ。
△ ハンギングバスケットにも受賞品種の「ビオラ ピエナオレンジ(2015年のベスト・フラワー [優秀賞]など)」が利用されていました。バスケットに自動潅水のホースをさしています。
△ レウカンセマム・パルドサム(ノースポールなど)の苗の合間にさした割りばしは、チューリップの球根を植える目印。なんともぜいたくな花壇ができそうです。
恒例! 関東地方最大 400品種 17万球のチューリップ球根植えつけ
もはや、シンボルプロムナード公園名物のチューリップ400品種の球根の植えつけが
近隣の企業や大学のボランティアによって行われました。
これらの花壇は、2017年12/2(土)から一般公開されます。
晴れた日は、お買い物やお散歩がてら、
ちょっとお台場花めぐりを楽しんでみませんか。
冬春花壇のホットな色合いに、寒さなんか忘れてしまいそうです。
なお、「ボランティアに参加してみたいな」って方は、
随時募集しているそうなので、こちらからどうぞ!
=== 施設情報 ===
シンボルプロムナード公園 夢の広場 [地図]
春冬花壇公開 2017年12/2(土)〜2018年5月の大型連休明けまで
各種イベント情報はこちら→→→ http://www.tptc.co.jp/park/01_04/event#mainbody
お問い合わせ 03-3599-7305(東京港埠頭事務局)
text & Photo ウチダトモコ
取材協力 東京港埠頭(株)事務局、日本ハンギングバスケット協会、ジャパンフラワーセレクション実行協議会
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この記事のライター
植物生活編集部
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