ボタニカルライフを楽しむ女性「ビアンカ・バーネット」のお店へ[BIANCA BARNET/東京・日比谷]

価値を生み出す新鮮なブランドコンセプト
2018年3月、日比谷、横浜、川崎の3店舗にとある女性像がコンセプトになった花屋「ビアンカ・バーネット」がオープンしました。ブランドのコンセプトを教えてください
既存の店舗ではギフトに特化した売り方をしていましたが、もっと花と緑の楽しみ方を提案したいと考えました。
そこでボタニカルライフをすごく楽しんでいる架空の女性、ビアンカ・バーネットというキャラクターを設定し、彼女が働きながらさまざまなアイデアを出していく店というコンセプトを打ち出しました。
女性像を作り上げることには、どのようなメリットがありますか
本来の花屋でいうところの店長の存在が「ビアンカさん」になるので、店舗のテイストを統一することができます。
女性像を作り上げて共有することで「ビアンカさんならこういった商品を置くかな」とか「ビアンカさんはこういったラッピングをするのだろうか」など、世界観のある店作りができるようになりました。
ビアンカ・バーネットの人物設定
イギリス出身の30代女性。ニューヨーク・ブルックリンに住む自然を愛するガーデナー兼フローリスト。母の故郷イタリア・ヴェネチアでアートを勉強する。ヨーロッパの庭園を見て回ったことがきっかけで、イギリスでガーデナーとして修行を積む。その後パリでフローリストに師事。渡米後はブルックリンでボタニカルショップを営み、植物のある暮らしを提案している。
季節の花はもちろん、ハーブなど話題のグリーン花材も種類豊富
架空の女性の世界観を表現するため、ボードには彼女がインスピレーションを受けた写真やポストカードが
商品のブーケはグリーンが多め
「花と緑、その周辺のことでしたら何でも置きたい」とのことで、花だけでなく書籍やオリジナルのアクセサリー、そのほかランプや家具なども置いています。
ドイツ製ポンプを使用した渓流のディスプレーも商品の一つ
アクセサリーは女性のお客様に人気。コンセプトは“自然をさらりと身につける”
オープン時にはバルーンフラワーが配られ、3日間で約1,000個が配布されるほど盛況でした。
ニューヨーク・ブルックリン調を意識したおしゃれな内装。写真はワークショップのスペース
お店のロゴは、ブランド名の頭文字をチョウに見立てたモチーフになっています。チョウが花に集まるようにたくさんの人が集う店にしたいという意味があるそう。
鉢物ラベルの裏面には、植物の原産国名とその場所が記載されているという粋な計らい
花瓶とセット売りのミニブーケ。背が低くて倒れにくい花瓶はオフィスデスク上にも最適です
ビアンカ・バーネットという女性像をもとに、例えば彼女が行ったことのある国や都市のフェアーも検討しているとのこと。
シーズンごとにイギリスフェアー、フランスフェアー、ブルックリンフェアーなどのイベントがあれば、毎回足を運びたくなりますよね。
花だけでなく、ライフスタイル提案型のワークショップも催す企画があるそうなので、これからも「ビアン・バーネット」から目が離せません。
うかがったお花屋さん
BIANCA BARNET BY OASEEDS 東京ミッドタウン日比谷店
東京都千代田区有楽町1-1-4東京ミッドタウン日比谷B1F
http://www.daiichi-engei.jp/
Facebook:@daiichiengei
撮影/佐々木智幸
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この記事のライター
植物生活編集部ライター
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