【短期集中連載】クリエイターのブランディング戦略 vol.03
こんにちは。
ブランドプロデューサーの古長谷莉花です。
植物生活をご覧の皆様のなかで、フローリストやデザイナーとして、すでに独立されている方や、これからそういったことを仕事にしていきたい!と、お考えの人へ。
自分の感性を武器に、クリエイター・アーティストとして成功していく。
そのために「必要なことは何か?」を全6回でお伝えするクリエイターのブランディング戦略についての連載の第3回目です。
これまでの記事はこちら
>>01: 自分をどう名乗るか?肩書きのブランディング
>> 02: あなたのマーケットはどこですか?ペルソナ設定してますか?

第3回
第1回では、自分の店やブランドがどう名乗るべきなのかを「自分軸」で考えていただき、第2回で自分のマーケット(市場)とそこにいるターゲットについて「他人軸」で考えていただけたかと思います。
第3回は、自分のマーケット・ペルソナに向けて、きちんと自分を見せられているのか?ということをお話いたします。
自分のことを客観的に判断してみるトレーニングです。
まずは、実際に「上手にブランディングされているな」と思う人の例をお出しします。
ご夫婦で仲良くやっていらっしゃる人となりと、「草木ノ駆け込み寺」、植物の治療をしていることが緑あふれる白衣のツーショットから感じられます。

店主であるフローリストの小野木さんは本も出版されています。
「小さな花束の本」
彼女のセンスが溢れるとっても素敵な書籍です。書籍の出版は「このお店にお願いしたらどんな風な花が仕上がってくるか」イメージしやすくなる最強ツールですね。写真もバッチリご本人たちのイメージに合っていて素晴らしいブランディングです。
アロマセラピスト・フレグランスコーディネーター、株式会社with a fragrance 代表取締役である山野辺喜子さん。彼女のブランドのサイトはその世界観を表現するハーブ研究所のような雰囲気。


植物生活でもイベントや取材をさせていただいているのですが、その時に収められている彼女の姿もブランドのイメージにピッタリ。ナチュラルで、本質的なものを好む山野辺さんはその衣装も奄美大島の染物を着用していたりします。
ご自身のプロフィール写真と作品写真のイメージとピッタリマッチしています。
どんな作品をどんな風に写真に収めるのか?
そして、それはどんな人が生み出しているのか?
撮影場所や、背景のカラー。
撮影してくれるフォトグラファーのテイスト。
自分を表現するプロフィール写真は重要です。
しかしながら、もっと重要なのはお客様が触れるブランドの情報の「全体のバランスと統一感」なのです。
作品写真はあなたのブランドを体現しているのか?
あなたのプロフィール写真も、その作品写真と違和感がないのか?
ブランド名、店舗名、コンセプト文章は世界観が統一されているのか?
一度、客観的に眺めてみてみると、統一されているな、またはバラバラだな、など自分のアウトプットのばらつきが見えてくると思います。
「ブランド」というのは、あなたの作品や、お店、HPだけで構成されるのではなく、ロゴやあなたのプロフィール写真、そして発した言葉の全てから構成されているのです。
次回は
Information
4月22日(月)と6月1日(土)にブランディングセミナーを実施いたします。
ご興味あるかたは是非、お申込みください。
詳しくはこちら>>(内容は両日とも同じです)
4月22日(月)クリエイター・フローリストのためのブランディング講座/人気クリエイター活躍の秘訣 マーケティング・ブランディング戦略編
6月1日(土)クリエイター・フローリストのためのブランディング講座/人気クリエイター活躍の秘訣 マーケティング・ブランディング戦略編
プロフィール
文/古長谷莉花 Rika konagaya
訪れたい場所株式会社 代表取締役社長
1986年静岡県出身。大学で建築を学び、株式会社乃村工藝社にデザイナーとして入社。ショールーム、商業施設、展示会ブース等の空間設計に従事。 広報部に異動、創業120周年プロジェクトを終え退社。
株式会社中川政七商店への転職と共に奈良へ移住。社長秘書と兼務しプラントハンター西畠清順氏との共同ブランド『花園樹斎』の立上げなどを行う。小売課管理職となり45店舗の店舗運用標準化、インバウンドPJを担当。2016年創業三百周年プロジェクトなどを実現させ退社。
現在ブランドプロデューサーとして東京を拠点に全国各地で活動。
目には見えない、言葉にできないものを形にすることを得意とし、百貨店・美容室・出版社やメーカーなど様々な企業の新規事業を支援している。
ブランドプロデューサーの古長谷莉花です。
植物生活をご覧の皆様のなかで、フローリストやデザイナーとして、すでに独立されている方や、これからそういったことを仕事にしていきたい!と、お考えの人へ。
自分の感性を武器に、クリエイター・アーティストとして成功していく。
そのために「必要なことは何か?」を全6回でお伝えするクリエイターのブランディング戦略についての連載の第3回目です。
これまでの記事はこちら
>>01: 自分をどう名乗るか?肩書きのブランディング
>> 02: あなたのマーケットはどこですか?ペルソナ設定してますか?
第3回
自分のプロフィールと作品写真のマッチング
第1回では、自分の店やブランドがどう名乗るべきなのかを「自分軸」で考えていただき、第2回で自分のマーケット(市場)とそこにいるターゲットについて「他人軸」で考えていただけたかと思います。
第3回は、自分のマーケット・ペルソナに向けて、きちんと自分を見せられているのか?ということをお話いたします。
自分のことを客観的に判断してみるトレーニングです。
まずは、実際に「上手にブランディングされているな」と思う人の例をお出しします。
塩津植物研究所 様
草木の育成や培養・治療を中心に、「草木ノ駆け込み寺」となれるよう人と植物のより良い暮らしを研究されています。
ご夫婦で仲良くやっていらっしゃる人となりと、「草木ノ駆け込み寺」、植物の治療をしていることが緑あふれる白衣のツーショットから感じられます。
北中植物商店 様
野川の畔にある小さな平屋の庭と花の植物店として、東京・三鷹市大沢の野川沿いに店舗を構えていらっしゃいます。こちらのウェブサイトのトップ画像は、その雰囲気が一目でわかる空気感です。店主であるフローリストの小野木さんは本も出版されています。
「小さな花束の本」
彼女のセンスが溢れるとっても素敵な書籍です。書籍の出版は「このお店にお願いしたらどんな風な花が仕上がってくるか」イメージしやすくなる最強ツールですね。写真もバッチリご本人たちのイメージに合っていて素晴らしいブランディングです。
fragrance-yes 様
アロマセラピスト・フレグランスコーディネーター、株式会社with a fragrance 代表取締役である山野辺喜子さん。彼女のブランドのサイトはその世界観を表現するハーブ研究所のような雰囲気。植物生活でもイベントや取材をさせていただいているのですが、その時に収められている彼女の姿もブランドのイメージにピッタリ。ナチュラルで、本質的なものを好む山野辺さんはその衣装も奄美大島の染物を着用していたりします。
ご自身のプロフィール写真と作品写真のイメージとピッタリマッチしています。
ブランドイメージを作るものは何か?
作品・商品の写真はとても重要です。どんな作品をどんな風に写真に収めるのか?
そして、それはどんな人が生み出しているのか?
撮影場所や、背景のカラー。
撮影してくれるフォトグラファーのテイスト。
自分を表現するプロフィール写真は重要です。
しかしながら、もっと重要なのはお客様が触れるブランドの情報の「全体のバランスと統一感」なのです。
作品写真はあなたのブランドを体現しているのか?
あなたのプロフィール写真も、その作品写真と違和感がないのか?
ブランド名、店舗名、コンセプト文章は世界観が統一されているのか?
一度、客観的に眺めてみてみると、統一されているな、またはバラバラだな、など自分のアウトプットのばらつきが見えてくると思います。
「ブランド」というのは、あなたの作品や、お店、HPだけで構成されるのではなく、ロゴやあなたのプロフィール写真、そして発した言葉の全てから構成されているのです。
次回は
04: 「どこでどんな情報発信をしているのか」についてお話しします。
Information
4月22日(月)と6月1日(土)にブランディングセミナーを実施いたします。
ご興味あるかたは是非、お申込みください。
詳しくはこちら>>(内容は両日とも同じです)
4月22日(月)クリエイター・フローリストのためのブランディング講座/人気クリエイター活躍の秘訣 マーケティング・ブランディング戦略編
6月1日(土)クリエイター・フローリストのためのブランディング講座/人気クリエイター活躍の秘訣 マーケティング・ブランディング戦略編
プロフィール
文/古長谷莉花 Rika konagaya
1986年静岡県出身。大学で建築を学び、株式会社乃村工藝社にデザイナーとして入社。ショールーム、商業施設、展示会ブース等の空間設計に従事。 広報部に異動、創業120周年プロジェクトを終え退社。
株式会社中川政七商店への転職と共に奈良へ移住。社長秘書と兼務しプラントハンター西畠清順氏との共同ブランド『花園樹斎』の立上げなどを行う。小売課管理職となり45店舗の店舗運用標準化、インバウンドPJを担当。2016年創業三百周年プロジェクトなどを実現させ退社。
現在ブランドプロデューサーとして東京を拠点に全国各地で活動。
目には見えない、言葉にできないものを形にすることを得意とし、百貨店・美容室・出版社やメーカーなど様々な企業の新規事業を支援している。
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この記事のライター
植物生活編集部
「植物生活」とは花や植物を中心とした情報をお届けするメディアです。 「NOTHING BUT FLOWERS」をコンセプトに専門的な花や植物の育てかた、飾り方、フラワーアート情報、園芸情報、アレンジメント、おすすめ花屋さん情報などを発信します。