【短期集中連載】クリエイターのブランディング戦略 vol.05
こんにちは。
ブランドプロデューサーの古長谷莉花です。
植物生活をご覧の皆様のなかで、フローリストやデザイナーとして、すでに独立されている方や、これからそういったことを仕事にしていきたい!と、お考えの人へ。
自分の感性を武器に、クリエイター・アーティストとして成功していく。
そのために「必要なことは何か?」を全6回でお伝えするクリエイターのブランディング戦略についての連載の第5回目です。
これまでの記事はこちら
>> 01: 自分をどう名乗るか?肩書きのブランディング
>> 02: あなたのマーケットはどこですか?ペルソナ設定してますか?
>> 03: 自分のプロフィールと作品写真のマッチング
>> 04: どこで、どんな情報発信をしていますか?

前回のお話では、おもにオンラインで、どのように情報発信するべきなのかと、インターネットであなたに辿り着ける場所の作り方をお伝えしました。
今回はオフラインでの話です。
オフラインとは、インターネット上ではなくリアルなあなたやあなたの作品に会える場所のこと。
月に一回程度、お客様が、必ずあなたに会えるセミナーやワークショップ、イベントを実施してみましょう。
店舗を持っていらっしゃる人は「いつも店舗にいるから会える場所はあるよ!」とお思いかもしれません。
しかし、店舗を持っていても、なかなか「伝えるべき特別な情報」を考え、実行するのは難しいのではないでしょうか?
店舗があれば、たどり着いてくれるはずと考えているかもしれませんが、それは違います。
毎日通る道にあったとしても、いつもお花を飾る習慣のない人はその存在に気がつかないこともあります。
お花が大好きな人でも、隣駅の花屋の常連だったら、新しい情報としてあなたのお店を知ってもらわなければたどり着いてもらえないのです。
では、どんな風に情報を伝えていったらよいのでしょうか?
例えば、来月には「母の日」があります。『母の日のお花売ってます!』ではなくて
・なぜ母の日はカーネーションなのか?
・最近の花はこういった傾向が好まれているので、カーネーションだけではない選択肢もありますよ。
・せっかくなのでお母さんのためにワークショップ、イベントなどで一緒に花を生けてみませんか?

など、少しだけでもプラスの楽しい情報を追加して、もしくはオプショナルなワークショップなどのイベントにしたり情報発信することが有効です。
情報化社会、一説には2010年~2020年の間、情報量は40倍以上も増加すると言われています。
選ばれるためには、店が、自分が、サービスが、お客様の心に残らなければなりません。
相手にとって一番必要な、もっとも喜ばれる情報を提供すること。
これが鉄則であり、オンラインだけにとどまらず、実像としてのリアルな体験になればインパクトはさらに強まるからです。
第4回の記事「どこでどんな情報発信をしているのか」でお伝えした通り、今はさまざまなSNSが乱立する「SNS戦国時代」です。
しかしながら、後発として、これからインスタグラムなどで人気になっていくのは、まあ至難の技ですし、
youtubeや動画コンテンツでの配信が一層効果的になるとはわかっていても、その労力はなかなか大変です。
売れる・集客するためには
そのために、自分のお店で継続的に何かを仕掛けていかなければならないのです。
自分のお店がなかったとしても、今は素敵なスペースが簡単にレンタルできるシステムが無数にあります。
イベントを「ブランド化」して、定期的に開催することで、実際に店舗を持たずともあなたの居場所をリアルで作ることができるでしょう。
どうやったら自分のことを多くの人に知ってもらえるのか? 手法は本当に様々です。
自分のメディアで発信、マスメディアで、宣伝広告としてお金をかけて常に目をとまるようにするのか。
熱意と創意工夫を持ってSNSを続けていくのか。
人気の誰かとコラボして、口コミを広げていく。
新たに店舗を持つ、思い切って人通りの多いところに店舗を移転してみる。
資金、知恵、労力、技術、センス、人脈。
自分が持っているあらゆるカードを使い、「自分はここにいるよ!」と、継続的に伝えていくことが重要です。
次回は最終回です。
Information
ブランディング・マーケティングについてなんとなくわかってきたけれど、具体的にどうしたらいいの?自分のことへのフォードバックが欲しい!
という方は、4月と6月にセミナーを実施いたしますので是非お越しくださいませ。
4月22日(月)と6月1日(土)
ご興味あるかたは是非、お申込みください。
詳しくはこちら>>(内容は両日とも同じです)
4月22日(月)クリエイター・フローリストのためのブランディング講座/人気クリエイター活躍の秘訣 マーケティング・ブランディング戦略編
6月1日(土)クリエイター・フローリストのためのブランディング講座/人気クリエイター活躍の秘訣 マーケティング・ブランディング戦略編
プロフィール
文/古長谷莉花 Rika konagaya
訪れたい場所株式会社 代表取締役社長
1986年静岡県出身。大学で建築を学び、株式会社乃村工藝社にデザイナーとして入社。ショールーム、商業施設、展示会ブース等の空間設計に従事。 広報部に異動、創業120周年プロジェクトを終え退社。
株式会社中川政七商店への転職と共に奈良へ移住。社長秘書と兼務しプラントハンター西畠清順氏との共同ブランド『花園樹斎』の立上げなどを行う。小売課管理職となり45店舗の店舗運用標準化、インバウンドPJを担当。2016年創業三百周年プロジェクトなどを実現させ退社。
現在ブランドプロデューサーとして東京を拠点に全国各地で活動。
目には見えない、言葉にできないものを形にすることを得意とし、百貨店・美容室・出版社やメーカーなど様々な企業の新規事業を支援している。
ブランドプロデューサーの古長谷莉花です。
植物生活をご覧の皆様のなかで、フローリストやデザイナーとして、すでに独立されている方や、これからそういったことを仕事にしていきたい!と、お考えの人へ。
自分の感性を武器に、クリエイター・アーティストとして成功していく。
そのために「必要なことは何か?」を全6回でお伝えするクリエイターのブランディング戦略についての連載の第5回目です。
これまでの記事はこちら
>> 01: 自分をどう名乗るか?肩書きのブランディング
>> 02: あなたのマーケットはどこですか?ペルソナ設定してますか?
>> 03: 自分のプロフィールと作品写真のマッチング
>> 04: どこで、どんな情報発信をしていますか?
第5回 定期的にあなたに会える場所
前回のお話では、おもにオンラインで、どのように情報発信するべきなのかと、インターネットであなたに辿り着ける場所の作り方をお伝えしました。
今回はオフラインでの話です。
オフラインとは、インターネット上ではなくリアルなあなたやあなたの作品に会える場所のこと。
月に一回程度、お客様が、必ずあなたに会えるセミナーやワークショップ、イベントを実施してみましょう。
店舗を持っていらっしゃる人は「いつも店舗にいるから会える場所はあるよ!」とお思いかもしれません。
しかし、店舗を持っていても、なかなか「伝えるべき特別な情報」を考え、実行するのは難しいのではないでしょうか?
店舗があれば、たどり着いてくれるはずと考えているかもしれませんが、それは違います。
毎日通る道にあったとしても、いつもお花を飾る習慣のない人はその存在に気がつかないこともあります。
お花が大好きな人でも、隣駅の花屋の常連だったら、新しい情報としてあなたのお店を知ってもらわなければたどり着いてもらえないのです。
では、どんな風に情報を伝えていったらよいのでしょうか?
例えば、来月には「母の日」があります。『母の日のお花売ってます!』ではなくて
・なぜ母の日はカーネーションなのか?
・最近の花はこういった傾向が好まれているので、カーネーションだけではない選択肢もありますよ。
・せっかくなのでお母さんのためにワークショップ、イベントなどで一緒に花を生けてみませんか?
など、少しだけでもプラスの楽しい情報を追加して、もしくはオプショナルなワークショップなどのイベントにしたり情報発信することが有効です。
情報化社会、一説には2010年~2020年の間、情報量は40倍以上も増加すると言われています。
選ばれるためには、店が、自分が、サービスが、お客様の心に残らなければなりません。
相手にとって一番必要な、もっとも喜ばれる情報を提供すること。
これが鉄則であり、オンラインだけにとどまらず、実像としてのリアルな体験になればインパクトはさらに強まるからです。
第4回の記事「どこでどんな情報発信をしているのか」でお伝えした通り、今はさまざまなSNSが乱立する「SNS戦国時代」です。
しかしながら、後発として、これからインスタグラムなどで人気になっていくのは、まあ至難の技ですし、
youtubeや動画コンテンツでの配信が一層効果的になるとはわかっていても、その労力はなかなか大変です。
売れる・集客するためには
「より良い印象を持ってもらうための、お客様との接点をより多く持つ」
ということが重要なのです。そのために、自分のお店で継続的に何かを仕掛けていかなければならないのです。
自分のお店がなかったとしても、今は素敵なスペースが簡単にレンタルできるシステムが無数にあります。
イベントを「ブランド化」して、定期的に開催することで、実際に店舗を持たずともあなたの居場所をリアルで作ることができるでしょう。
どうやったら自分のことを多くの人に知ってもらえるのか? 手法は本当に様々です。
自分のメディアで発信、マスメディアで、宣伝広告としてお金をかけて常に目をとまるようにするのか。
熱意と創意工夫を持ってSNSを続けていくのか。
人気の誰かとコラボして、口コミを広げていく。
新たに店舗を持つ、思い切って人通りの多いところに店舗を移転してみる。
資金、知恵、労力、技術、センス、人脈。
自分が持っているあらゆるカードを使い、「自分はここにいるよ!」と、継続的に伝えていくことが重要です。
大切なのは、継続的に、ということです。
定期的にあなたに会える場所を、オンラインのインターネット上でも、オフラインでも作っておきましょう。
そうすれば、情報の波をかき分けて、あなたに会いに来てくれる人があらわれます。次回は最終回です。
06: 「実績を作るために重要なことはビジネススキル」についてお話しします。
ブランディングで最も重要なことは、実績づくりです。
Information
ブランディング・マーケティングについてなんとなくわかってきたけれど、具体的にどうしたらいいの?自分のことへのフォードバックが欲しい!
という方は、4月と6月にセミナーを実施いたしますので是非お越しくださいませ。
4月22日(月)と6月1日(土)
ご興味あるかたは是非、お申込みください。
詳しくはこちら>>(内容は両日とも同じです)
4月22日(月)クリエイター・フローリストのためのブランディング講座/人気クリエイター活躍の秘訣 マーケティング・ブランディング戦略編
6月1日(土)クリエイター・フローリストのためのブランディング講座/人気クリエイター活躍の秘訣 マーケティング・ブランディング戦略編
プロフィール
文/古長谷莉花 Rika konagaya
1986年静岡県出身。大学で建築を学び、株式会社乃村工藝社にデザイナーとして入社。ショールーム、商業施設、展示会ブース等の空間設計に従事。 広報部に異動、創業120周年プロジェクトを終え退社。
株式会社中川政七商店への転職と共に奈良へ移住。社長秘書と兼務しプラントハンター西畠清順氏との共同ブランド『花園樹斎』の立上げなどを行う。小売課管理職となり45店舗の店舗運用標準化、インバウンドPJを担当。2016年創業三百周年プロジェクトなどを実現させ退社。
現在ブランドプロデューサーとして東京を拠点に全国各地で活動。
目には見えない、言葉にできないものを形にすることを得意とし、百貨店・美容室・出版社やメーカーなど様々な企業の新規事業を支援している。
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この記事のライター
植物生活編集部
「植物生活」とは花や植物を中心とした情報をお届けするメディアです。 「NOTHING BUT FLOWERS」をコンセプトに専門的な花や植物の育てかた、飾り方、フラワーアート情報、園芸情報、アレンジメント、おすすめ花屋さん情報などを発信します。