植物採集 in JAPAN TOKYO編 Place to visit for plants.
訪れたい場所 Vol.7 TOKYO 編
Place to visit for plants.
6月も植物のことを考えている時間が増え続けています。
香りにおける交感神経・副交感神経への作用や、覚醒効果。
オーガニックコットン素材の堅牢度、植物素材の石鹸の製造にお茶の抽出とティーバックの形状、ハーブとハーブでない草の境目について…
東京を拠点に世界各地で植物採集をすすめています。
こちらはフローリストの方はよくご存知の市場。

なぜ生花の香りは再現できないのか?の検証中です。

庭のびわの木から採集した種を焼酎漬けにする下準備。
肌に良いらしいです。
日々多様なプロにお会いするのでマニアックな情報に触れるのですが
それをどう活用するのか?ニーズに合わせてデザインするのが私の仕事です。
多く持つことがよくないと言われる風潮がありますが、知識は多いほうが良いと思います。
場数を踏んでいくことも大きな意味がありますし、経験に勝るものはないとも思います。
植物をなににどう展開するのか?
創れば創るほど、新鮮な発見と学びがあります。
机上の空論で植物は活用できません。
しかしながら、真摯に一つの物事に向け合う研究もなくてはなりません。
私はそういった尖った分野の1次情報を入手して、多様な企業の課題の解決や大好きな人たちの生活に役立てることを生み出しています。

植物石鹸の商品開発中です。
植物とひとくくりに言っても、活用できる範囲はかなり幅広いです。
例えば植物の香り。
五感の中でも私たちは8割以上を視覚に頼っているとされています。
けれども、0.2秒で脳に到達すると言われている香りは嗅覚を使って気持ちの切り替えスイッチにとても有効です。もっと活用すべき…
という情報は出てきますが、この8割という数字も0.2秒という数字もなにに対するどういった証明なのか。
現実的な場面で転用できる実験結果はほとんどありません。
活用される、ということはすなわち市場に出回るということで、資本主義社会で考えるとビジネスの土俵に乗るということです。
物々交換の世界で回っていない私たちにとって、植物を活用するということはお金を支払ってもらいビジネスにするしかありません。
ビジネスにしていくためにはほとんどの場面でエビデンス、証明できる数字が求められます。
嗅覚においては、研究が最も遅れている分野なので、多くの人々がその可能性を感じながらも展開されないもどかしさを感じています。
香り以外でも、病人が皮膚に植物のエキスを塗布する、飲用して良い効果が現れるということはごくごく一部でしか証明されていません。
今のビジネスの場面で見られる「エビデンスが出てから実用する」というものをすべてに適用すると…
身の回りにあふれる植物たちを愛でながら活用する。
このとても古くから行われていた行為が、随分と遠回りになる矛盾が起こるのです。
植物のある暮らしは楽しいし、活用すれば便利になるという当たり前のことを当たり前に実行するために、会議室やパソコンの前でうんうん唸る日々が続きます。
でも、唸る時間も世界各地で植物に出会う植物採集の時間も。
研究者探求者、本から情報を得ることも。
商品を企画して、原価計算をし、デザインを作りることも。
売り場の展開、プロモーションまで考えることも全てが、私の「ボタニカル デザイン」一連の作業なのです。
さて次はどこに旅に出ようか。
※【植物採集 Place to visit for plants.】は毎月第3火曜日に配信。

Place to visit for plants.
6月も植物のことを考えている時間が増え続けています。
香りにおける交感神経・副交感神経への作用や、覚醒効果。
オーガニックコットン素材の堅牢度、植物素材の石鹸の製造にお茶の抽出とティーバックの形状、ハーブとハーブでない草の境目について…
東京を拠点に世界各地で植物採集をすすめています。
こちらはフローリストの方はよくご存知の市場。
なぜ生花の香りは再現できないのか?の検証中です。
庭のびわの木から採集した種を焼酎漬けにする下準備。
肌に良いらしいです。
植物の知識は学んでも学びきれない
日々多様なプロにお会いするのでマニアックな情報に触れるのですが
それをどう活用するのか?ニーズに合わせてデザインするのが私の仕事です。
多く持つことがよくないと言われる風潮がありますが、知識は多いほうが良いと思います。
場数を踏んでいくことも大きな意味がありますし、経験に勝るものはないとも思います。
植物をなににどう展開するのか?
創れば創るほど、新鮮な発見と学びがあります。
机上の空論で植物は活用できません。
しかしながら、真摯に一つの物事に向け合う研究もなくてはなりません。
私はそういった尖った分野の1次情報を入手して、多様な企業の課題の解決や大好きな人たちの生活に役立てることを生み出しています。
植物石鹸の商品開発中です。
植物をビジネスにすること
植物とひとくくりに言っても、活用できる範囲はかなり幅広いです。
例えば植物の香り。
五感の中でも私たちは8割以上を視覚に頼っているとされています。
けれども、0.2秒で脳に到達すると言われている香りは嗅覚を使って気持ちの切り替えスイッチにとても有効です。もっと活用すべき…
という情報は出てきますが、この8割という数字も0.2秒という数字もなにに対するどういった証明なのか。
現実的な場面で転用できる実験結果はほとんどありません。
活用される、ということはすなわち市場に出回るということで、資本主義社会で考えるとビジネスの土俵に乗るということです。
物々交換の世界で回っていない私たちにとって、植物を活用するということはお金を支払ってもらいビジネスにするしかありません。
ビジネスにしていくためにはほとんどの場面でエビデンス、証明できる数字が求められます。
嗅覚においては、研究が最も遅れている分野なので、多くの人々がその可能性を感じながらも展開されないもどかしさを感じています。
香り以外でも、病人が皮膚に植物のエキスを塗布する、飲用して良い効果が現れるということはごくごく一部でしか証明されていません。
今のビジネスの場面で見られる「エビデンスが出てから実用する」というものをすべてに適用すると…
身の回りにあふれる植物たちを愛でながら活用する。
このとても古くから行われていた行為が、随分と遠回りになる矛盾が起こるのです。
植物のある暮らしは楽しいし、活用すれば便利になるという当たり前のことを当たり前に実行するために、会議室やパソコンの前でうんうん唸る日々が続きます。
でも、唸る時間も世界各地で植物に出会う植物採集の時間も。
研究者探求者、本から情報を得ることも。
商品を企画して、原価計算をし、デザインを作りることも。
売り場の展開、プロモーションまで考えることも全てが、私の「ボタニカル デザイン」一連の作業なのです。
さて次はどこに旅に出ようか。
※【植物採集 Place to visit for plants.】は毎月第3火曜日に配信。
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この記事のライター
莉花
植物採集家 I'm a plant collector. My job is Creative consulting &Marketing. 1986年静岡生まれ。幼少期よりガーデニング好きの母の影響で生け花・フラワーアレンジメントなどを通し、植物と触れ合って育つ。 見る・育てる・愛でる・味わう・香る…様々な視点で植物を捉え、企業やクリエイターをマッチングさせ植物の可能性を広げる試みを行っています。 ブログ・公式サイト http://konagaya-rika.com Instagram https://www.instagram.com/llllkako5555/