Aharusame
植物は そのものだけでも充分に美しくて、その精緻なサマには 毎度感嘆する。
華々しさや瑞々しさ。
ミクロな世界観、枯れゆくサマの美しさ。
美しさにもさまざま感じるところがあるけれど、
今ひとつ、自分が愛してやまない側面がある。
植物たちの背中。
ヒトもそうだけれど、背中は語る。
みんなも知っている魅力のひとつではあるけれど、
私にとっては、とりわけ魅力的な側面であるから、
あえて 全員の背中だけをフィーチャーしてみた。
イレギュラーで、1人だけこちらを向くこともしなかった。
植物の種類や、言い方によっては、
植物たちの 「後頭部」とも言える。
ヒマワリの後頭部なども かなりカワイイと私は思っていて、
今回の鉄砲ユリたちの後ろ姿もなかなかに美しい。
より その魅力が際立つと良いなと思い、
ほんのりと色を纏う程度のモノクロームで仕立てました。
〈アレンジメント花材〉
鉄砲ユリ 7本
ワレモコウ 7本
サザンクロス 1本
ハゼ 1本
スターチス 2本
セダム 5本
ヤマゴボウ 少々
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