Mitsuki Ciołka
《映画鑑賞花》
映画を観て湧き上がったイメージを、花束やアレンジメント、インスタレーション等として花で表現
毎週土曜日更新
Film.15 "ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日"
原題: Life of Pi
2012年 USA
動物園を営む両親の元で育ち、ヒンドゥー教とキリスト教とイスラム教を同時に信奉するという稀有な宗教観をもつ主人公パイ少年。
ある時一家はカナダへの移住を決め、動物たちも連れて船旅に出るのだが、海難事故に遭い、最終的に助かったのはパイ少年と一匹のベンガルトラ。
美しい映像とトラとのエピソードだけでも興味深く見ていられる映画なのですが、終始散りばめられている意味深な感じのする描写の数々が、やはり意味があったのだという事がラストの方でわかり、
"わぁ、これは、、すごい映画だな。"
と、感嘆しました。
宗教を信仰しているともっと理解出来るところがあったり、ほとんど全ての描写がメタファーだったりするのだろうと感じるので、また見返して色々考えてみたい一本です。
この映画や『ラブリーボーン』を観て、死生観や神秘の表現とCGは相性がいいのだなぁと思いました。
とても神秘的な映像が多く、静かで澄んだ気持ちになります。
今回の制作では、映画全体のイメージをアレンジメントにしました。
蓮の実と花を見かけて、一気にインスピレーションが湧きました。
でっかい仏花のように見えなくもないのですが、死生観や宗教や神秘がイメージワードなので、あながち間違いでもないかなと…。
蓮の実の集合体は、あの島のミーアキャット達のようにも感じています。
I expressed "Life of Pi" at this arrangement.
I felt the solemn and mystic atmosphere such as a view of life and death from this movie.
CG was so fitted for mystic theme.
The aggregate of lotus nuts looks like the meerkat of that island.
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