Mitsuki Ciołka 2022/09/03

《映画鑑賞花》

映画を観て湧き上がったイメージを、花束やアレンジメント、インスタレーション等として花で表現
毎週土曜日更新

Film.17 "ヴィレッジ"
原題: The Village
2004年 USA

森の奥の小さな村。
牧歌的な暮らしを送る、一見平和で温かそうな村の、数々の奇異な掟と大きな秘密。
『シックス・センス』のM・ナイト・シャマラン監督のミステリー映画。

初めて観たのは中学生の頃で、その時は"なんだか憧れる恋愛映画"のような印象でした。
アイビーとルシアスの関係が素敵で、
少し怖いけれど、これは愛の物語ね…。なんて。
けれど、そんな全体の感想とは別に、ノアの顛末が胸に残ってなんとも言えない気持ちにもなりました。

少し時が経って、その後、高校生くらいの頃に見返した時は、更にノアへの感情移入が増していて、胸が痛くて悲しくて…。
すごく気持ちが沈む。
あんなにかなしいシーンって、他にあまりない。
多感な時期だったので、過剰に自己投影しながら観た思い出です。

今はこの映画について、エンターテイメント要素が大きい雰囲気だけど、テーマは結構社会派なのかもと思っています。
あの村に住みたい人って、映画公開時の2004年よりも今の方が、多いんじゃないかなぁ。
村の中でノアがどういう存在だったのかとか、ユートピアは実現可能なのかとか、色々考えが巡ります。

今回は、
大人になった私が、ノアを想って制作しました。

I expressed "The Village" at this flower art.

I watched this movie at the age of a junior high school student for the first time.
Then I felt "This is a romantic movie."
Also I felt pity for Noah.

After a while, I rewatched it.
Then I identified deeply with Noah.
My heart was painful.

Now,I created this for Noah with my sympathies.

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